【ロンドン時事】ウクライナ東部ドネツク州ポクロフスクの中心部に7日夜、ロシア軍のミサイル2発が撃ち込まれ、少なくとも7人が死亡、67人が負傷した。AFP通信などによると、クリメンコ内相が8日明らかにした。
 ポクロフスクは前線から約50キロの距離。一帯ではロシア軍が、ウクライナの反撃を受けながらも進軍しているとされる。
 目撃者がAFPなどに語ったところでは、ミサイルは40分間隔で集合住宅やホテルを直撃。巻き込まれた住民5人のほか、駆け付けた救急当局幹部2人が死亡した。
 ゼレンスキー大統領は7日夜のビデオ演説で、ロシア軍が地上発射型の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」を使って「普通の住宅」を攻撃したと非難。「ロシアのテロを打ち負かし、人々の命を救うために」任務を遂行したと、救急隊を称賛した。 
〔写真説明〕7日、ウクライナ東部ドネツク州ポクロフスクで、ロシアのミサイル攻撃により破壊された住宅(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)