ウクライナのポドリャク大統領府顧問は28日、2014年から南部クリミア半島を占領するロシア軍への攻撃強化について、後ろ盾の西側のパートナー諸国から同意を得られていると地元テレビで主張した。「1年前はやめてくれと言われた」が、今やコンセンサスがあると述べた。
 クリミア半島では最近、ウクライナ軍が大規模なドローン攻撃を実施。ロシア国防省によると、28日は異例の巡航ミサイルを発射、撃墜されており、日に日にエスカレートしている。
 ロシア軍が侵攻を続ける中、ウクライナ軍は6月上旬、東・南部で反転攻勢を開始。多数の戦死傷者を出しながら、思うように前進できていない。後方の動きを混乱させるため、ロシアが「固有の領土」と一方的に主張するクリミア半島への攻撃をためらわなくなっているもようだ。 
〔写真説明〕ウクライナのゼレンスキー大統領=24日、キーウ(キエフ)(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)