警察庁は28日、民間委託しているネット事業者への削除要請の対象に、「闇バイト」の募集情報を29日から追加すると発表した。人工知能(AI)検索システムも同日から導入し、闇バイトを含め重要犯罪と密接に関連する情報への対策を強化する。
 警察庁は、ネット上の有害情報について国内外のサイト管理者やSNS運営業者への削除要請をインターネット・ホットラインセンター(IHC)に委託。情報収集はサイバーパトロールセンター(CPC)が請け負っている。
 29日からは、ネット上で著しく高額な報酬の支払いを提示し、特殊詐欺の実行役などを勧誘することを新たに「有害情報」とし、IHCによる削除要請の対象とする。CPCは、情報収集にAI検索システムを導入し、情報収集とIHCへの通報体制を強化する。 

(ニュース提供元:時事通信社)