【シリコンバレー時事】米マイクロソフト(MS)は11日、AI(人工知能)の活用に関し、全米最大の労働組合「米労働総同盟産別会議(AFL―CIO)」と協力すると発表した。雇用と生産性のバランスを図るため、AI開発の情報を共有し、労働者の視点を採り入れる。AIを巡る労組とテクノロジー企業の連携は初めてという。
 MSは、高度なAIが人間の雇用を奪うとの脅威論が高まる中、「労働者の権利を尊重し、新たなAI時代に不可欠な技能を人々に提供するのに役立つ」(スミス社長)と強調。労働者の技能習得や権利保護も後押しする。 

(ニュース提供元:時事通信社)