最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県は12日午後、災害関連死が輪島市で新たに4人確認され、計14人になったと発表した。死者は215人、安否不明者は28人となった。
 県によると、12日午後2時時点で、死者は珠洲市98人、輪島市83人、穴水町20人、能登町6人、七尾市5人など。このうち災害関連死は珠洲市6人、能登町と輪島市が各4人だった。
 安否不明者は輪島市22人、珠洲市5人、七尾市1人。
 県内の避難者は、「1.5次避難所」のいしかわ総合スポーツセンターなどを含め、依然として約2万3000人に上り、道路の寸断などにより輪島市、珠洲市、能登町の17地区で計約1900人が孤立している。断水は約5万6000戸、停電も約1万2600戸で続いており、関係機関が復旧を進めている。 
〔写真説明〕能登半島地震で被害を受けた住宅街=11日、石川県珠洲市

(ニュース提供元:時事通信社)