【ワシントン時事】米ブルームバーグ通信は8日、バイデン米政権が人工知能(AI)などを搭載した中国製の「スマートカー」の輸入制限を検討していると報じた。バイデン大統領が再選を狙う11月の大統領選を控え、覇権を争う中国に厳しい姿勢を示す狙いがありそうだ。
 スマートカーは、自動運転技術にAIなどのITを活用。運転手や周囲の状況に関する膨大な情報を収集しており、個人情報が含まれる可能性がある。政権はスマートカーが収集したデータが中国に流れることで、安全保障上の問題が生じる恐れがあるとみているという。 

(ニュース提供元:時事通信社)