2024/06/24
防災・危機管理ニュース
【ソウル時事】韓国統一省は24日、北朝鮮が5月以降、韓国に風船で飛ばしたごみを分析した結果、土の中から人ぷん由来とみられる寄生虫が検出されたと明らかにした。韓国軍によると、北朝鮮は24日夜にも韓国に向けて風船を放った。韓国の脱北者団体が20日に体制批判のビラを飛ばしたことなどに反発したとみられる。
統一省は寄生虫について、衛生状態の悪さに起因するものだと分析。ただ、土の量が少ないため、韓国での感染症の恐れはないとしている。
ごみの大半は、一定の大きさに切られた紙や布、ペットボトルなど。「劣悪な経済状態を示す」(統一省)使い古された靴下やTシャツ、キャラクター商品の模造品も見つかった。
韓国の企業がかつて北朝鮮への支援として送った衣類は、切り刻まれた状態にされており、同省は「韓国産製品に対する敵対感を露骨に示した」との見方を明らかにした。
〔写真説明〕北朝鮮から風船で飛ばされてきたごみ=韓国統一省が24日公表(AFP時事)
〔写真説明〕北朝鮮から風船で飛ばされたごみの一部=韓国統一省が24日公表(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)


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