【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は25日、米マイクロソフト(MS)による業務用チャットアプリ「Teams(チームズ)」の販売方法について、EU競争法(独占禁止法)に違反しているとの予備的見解を示す「異議告知書」を同社に送付したと発表した。
 欧州委は、MSがチームズを業務用ソフトウエア群「マイクロソフト365」などと抱き合わせで販売している点に懸念を示した。MSは既にチームズの分離販売を発表しているが、欧州委は「懸念解消には不十分だ」と指摘。さらなる対応を求めた。 
 欧州委は昨年7月、MSがチームズ販売を巡って市場の支配的地位を乱用した疑いがあるとして調査を開始した。(了)

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