2024/12/17
防災・危機管理ニュース
経済産業省は17日、次期エネルギー基本計画の原案を公表した。2040年度の電源構成について、再生可能エネルギーを最大の4~5割程度、原発を2割程度とし、両電源を脱炭素化に向けて「最大限活用する」と打ち出した。原発に関してはこれまで堅持してきた「可能な限り依存度を低減する」との記載を削除、建て替えを推進する方針も盛り込んだ。
二酸化炭素(CO2)を排出しない脱炭素電源の供給力を強化し、今後見込まれる電力需要の伸びに対応する。東京電力福島第1原発事故以来の原発・エネルギー政策が大きく転換することになる。
経産省が同日、総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)の有識者会議で原案を示した。資源エネルギー庁の村瀬佳史長官は席上、「電力需要増加が見込まれる中、脱炭素電源を確保できるか否かがわが国の経済成長に直結する」と強調した。次期計画は来年2月にも閣議決定される見通しだ。
〔写真説明〕経済産業省の有識者会議でエネルギー基本計画について発言する資源エネルギー庁の村瀬佳史長官(右)=17日午後、東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
阪神・淡路大震災30年 いま問われるもの
日本社会に大きな衝撃を与えた阪神・淡路大震災から30年。あらゆる分野が反省を強いられ、安全を目指してさまざまな改善が行われてきました。しかし、日本社会にはいま再び災害脆弱性が突き付けられています。この30年で何が変わったのか、残された課題は何か。神戸大学名誉教授・兵庫県立大学名誉教授の室﨑益輝氏に聞きました。
2025/02/06
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/02/05
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/02/04
-
-
-
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方