【マニラ時事】フィリピン災害対策当局は6日、台風25号による死者が少なくとも114人に達したと発表した。行方不明者も多数出ており、被害がさらに拡大する恐れがある。マルコス大統領は同日、被災者支援の強化に向け、「国家災害事態」を宣言した。
 台風は4日未明に上陸し、フィリピンを東から西に横断。被害が最も大きかったのは、日本人にも人気のリゾート地セブ島を含むセブ州で、71人の死亡が確認された。在セブ日本総領事館によると、邦人の被害に関する情報はないという。 
〔写真説明〕6日、フィリピン中部のセブ島で台風の被害を受け、積み重なる車両とそばに座る人々(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)