企業活動においてSNSの活用は不可欠です。その一方、たった一つの投稿が企業価値を損なうリスクは、もはや看過できない経営課題となっています。

「ネット炎上は他人事」と考えていませんか。リスクは認識していても、具体的な対策や有事の対応マニュアルが未整備のままではありませんか。場当たり的な対応は、かえって事態を悪化させ、企業の信頼を大きく損ないかねません。

本セミナーでは、ネット炎上を「不測の事故」ではなく「管理可能なインシデント」と捉えます。企業のレピュテーション(評判・信頼)を守るための「予防」と「初動」の実践論を解説します。

炎上の火種を生まないための「予防体制」の構築法をお伝えします。また、発生時の被害を最小化する「初動対応」の具体的なステップまで、専門家の知見を交えて解説します。

企業のリスクマネジメント体制を一段階引き上げる、具体的なヒントをお持ち帰りいただけます。

■こんな方におすすめ

リスク対策、総務、法務、コンプライアンス、広報部門の管理職・担当者
・SNSリスクに対応する社内規程やインシデント対応マニュアルの策定・見直しをされている方
・全社的なリスクマネジメントの一環として、デジタル領域の対策を強化したいとお考えの方
・従業員のSNS利用に関するガイドライン策定や、社内教育をご検討中の方
・万が一の炎上発生時に、迅速かつ的確な意思決定ができる体制を構築したい方
・近年のネット炎上事例の傾向と、そこから学ぶべき実践的な対策を知りたい方

 

開催概要

■開催日:2025年11月26日(水) 
■時 間:14時00分~16時00分(受付開始:13時45分~) 
■会 場: 港区立産業振興センター(札の辻スクエア)ホール大
■住 所: 〒108-0014 東京都港区芝5丁目36番4号 札の辻スクエア11F
■地 図: https://maps.app.goo.gl/fnfoKuiKpqrpKuu67
■共 催:シエンプレ株式会社、リスク対策.com 
■対象者: リスク対策、総務、法務、コンプライアンス、広報部門の管理職・経営者の方
■定 員:100名 
■参加費:無料(事前登録制)

プログラム

開会挨拶

基調講演

データが解き明かす炎上リスクの「真実」 

 ~企業価値を毀損するメカニズムとは~  

「どのような投稿が炎上しやすいのか」「鎮火までの平均時間は?」——。豊富なデータを用いて炎上の典型パターンとメカニズムを解説します。炎上が株価や売上に与える影響を定量的に分析し、企業が本当に向き合うべきリスクの正体を、科学的根拠に基づいて定義します。

 

講師

 

山口 真一 氏
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
准教授

1986年生まれ。博士(経済学・慶應義塾大学)。専門は計量経済学。研究分野は、ネットメディア論、情報経済論等。「あさイチ」「クローズアップ現代+」(NHK)や「日本経済新聞」をはじめとして、メディアにも多数出演・掲載。主な著作に『正義を振りかざす「極端な人」の正体』(光文社)、『なぜ、それは儲かるのか』(草思社)、『炎上とクチコミの経済学』(朝日新聞出版)等がある。他に、シエンプレ株式会社顧問、東京大学客員連携研究員、日本リスクコミュニケーション協会理事等を務める。 

対談

危機対策本部の「初動」における法的論点と実践  

~誰が、いつ、何を判断すべきか~  

炎上発生直後の数時間が企業の命運を分けます。危機対策本部が機能するために不可欠な「客観的な事実」の集め方とは何でしょうか。その情報を基に、弁護士はどのような法的判断を下すのでしょうか。法務と実務のプロが、情報発信、事実調査、従業員保護など、初動における具体的なステップと意思決定の裏側を徹底討論します。  

 

登壇者

 

沼田 知之 氏
弁護士
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業

企業の危機管理、独占禁止法を専門とする弁護士。 取り扱う分野は、製造業の品質問題、営業秘密の漏洩、カルテル・入札談合、 粉飾決算・相場操縦等の金融商品取引法違反、反社会的勢力問題、従業員による不正行為等と多岐にわたり、有事対応・平時の体制構築双方で豊富な経験を有する。

桑江 令
シエンプレ株式会社 主任コンサルタント 兼
一般社団法人デジタル・クライシス総合研究所
主席研究員

デジタル・クライシス対策の専門家として、NHKのテレビ番組出演や、出版社でのコラム執筆、日本経済新聞やプレジデントへのコメント寄稿も担当。一般社団法人テレコムサービス協会 サービス倫理委員も務める。 

講演

SNSリスクマネジメント体制を「機能させる」ための体制とテクノロジー  

机上の空論で終わらない、実効性のあるリスクマネジメント体制の作り方とは何でしょうか。24時間365日の監視体制で「炎上の予兆検知」を行います。有事の際に専門アナリストが提供する分析情報が、いかに迅速な意思決定をサポートするのか解説します。明日から検討できる具体的なソリューションをご紹介します。 

 

講師

 

桑江 令
シエンプレ株式会社 主任コンサルタント 兼
一般社団法人デジタル・クライシス総合研究所
​主席研究員

デジタル・クライシス対策の専門家として、NHKのテレビ番組出演や、出版社でのコラム執筆、日本経済新聞やプレジデントへのコメント寄稿も担当。一般社団法人テレコムサービス協会 サービス倫理委員も務める。

質疑応答 (予定)


※プログラム・タイムスケジュールおよび講師は、都合により変更になる可能性があります。


〔本セミナーに関するお問い合わせ〕
シエンプレ株式会社 担当: 大沢
E-mail: mkt@siemple.co.jp    
TEL: 03-3275-6646