誌面情報 vol25
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取材記 想定外への挑戦
被災後の石巻市の様子宮城県石巻市にある標高50 メートルほどの日和山から見下ろした市街の風景は、正直、美しささえ感じさせた。太陽の光が海で反射し、その光が街全体を包み込む。もし、津波さえ来なかったら、ここはどんなにすばらしい場所だったのだろう。
2011/05/25
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震災の真犯人を探せ
犯罪捜査の科学調査手法を応用現在、林教授が進めているのが東日本大震災の検証。犯罪捜査において、科学捜査的手法により真犯人を特定する取り組みを、今回の震災に応用する国内初の試みを開始した。真の災害原因を明らかにし、それを未然に防ぐ条件を導き出していく。
2011/05/25
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想定外の「正体」を暴く
対談日本にリスクマネジメントは存在したのか?想定外の「正体」を暴く写真を拡大ISO/TMB/ リスクマネジメントWG 日本代表委員三菱総合研究所研究理事野口和彦氏 写真を拡大眞崎リスクマネジメント研究所代表眞崎達二朗氏未曾有の被害をもたらした東日本大震災。
2011/05/25
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3.11の検証 災害対応を問う
阪神淡路大震災以降、災害対応の高度化を目指して研究に取り組んできた京都大学防災研究所巨大災害研究センター・センター長の林春男教授は、3月11日の東日本大震災を受け、即座に行動を起こした。
2011/05/25
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つくりかけのBCPを発動
特集:BCPで生き抜く製造困難品ごとにグループ設置つくりかけのBCPを発動三洋化成工業株式会社(本社京都市)は、茨城県神栖市にある鹿島工場が被災する中、2週間で事業を再開させた。ライフラインの復旧が長引いたが、2年前に名古屋工場でBCP を策定した経験を生かし、柔軟な対応で困難を乗り超えた。
2011/05/25
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電力不足にERMで対策
電力需給対策東日本大震災で原子力発電所や火力発電所が被災した東京電力や東北電力に加え、中部電力までが浜岡原子力発電所を停止することになり、今夏は全国的な電力不足が懸念されている。企業は、節電や、計画停電、大型停電について、全社的なリスクマネジメントを行う必要がある。
2011/05/25
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ライフライン途絶でも復旧
特集:BCPで生き抜く営業への影響を避けたライフライン途絶でも復旧配電盤メーカーの国分電機は、茨城県常陸大宮市にある工場が被災した。4日間の停電、10 日以上の断水、そしてガソリンが手に入らないという状況の中、BCP で定めた目標時間内に主要業務を再開させた。
2011/05/25
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震度6強でも供給継続 古川ガス
高い耐震率で被害防いだ宮城県大崎市にある古川ガスは、東日本大震災で震度6強の揺れに見舞われながらも、都市ガスの供給をし続けた。
2011/05/25
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弁護士 中野明安氏に聞く 放射線への安全対策
放射線への安全対策 放射線の影響について、従業員の安全対策の視点からも関心が高まっている。企業はどこまでの対策を講じるべきか。丸の内総合法律事務所の中野明安弁護士に聞いた。
2011/05/25
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放射線への安全対策
60キロ圏内の独自基準で対応東京電力の福島第一原発事故に伴い、従業員の安全対策にいち早く乗り出した企業がある。半導体製造装置メーカーのディスコ。放射性物質の漏えいが指摘されてから1週間ほどで独自の行動基準を設け、福島第一原発近くの顧客対応などに適用している。
2011/05/25
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特別寄稿 想定外と危機管理
東日本大震災を踏まえたBCP/BCM の再考想定外と危機管理三菱総合研究所 主任研究員 石井 和三菱総合研究所 科学・安全政策研究本部社会イノベーショングループ 主任研究員。
2011/05/25
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被災1時間後から 業務開始
特集:BCPで生き抜く想定外はガソリン不足だけ仙台市若林区に本社を置く皆成建設は、BCPの発動により地震発生1時間後から区の要請を受け、道路の安全点検を行うなどの業務を開始した。
2011/05/03
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津波被害から1週間で事業再開
特集:BCPで生き抜く 工場壊滅の被害を乗り切る津波被害から1週間で事業再開 東日本大震災で津波により壊滅的な被害を受けながらも短期間で事業を再開させた企業がある。宮城県名取市でリサイクル業を営むオイルプラントナトリ。
2011/05/03