危機管理担当者にお役立ち情報
連載・コラム
第2回:今更ながら、BCPを作らせていただきます!
数日後、ヨシオは総務の引継ぎファイルの中から背表紙にBCPと書かれた1冊を取り出し、しばらく読みふけっていました。BCPの策定リーダーを命じられたからには、まず前回のBCPがなぜ完成に至らずにうやむやになってしまったのか、その原因と経緯を知っておかなければなりません。でないと、また同じ失敗をするかもしれないからです。
2017/05/18
深刻な心の傷を癒す米国の「PTSD介助犬」
1歳のゴールデンレトリーバーとラブラドルのミックスでメスのスターは、飼い主で救急救命士(パラメディック)のルイ・ベルオミニさんと一緒にProMedicaの救急車に乗って、働いています。飼い主のルイさんは9年間、陸軍工兵としてイラクやアフガニスタンの銃撃戦を経験。帰国後も「いつも後ろから誰かが銃で狙っていて殺されそうな気がする」感覚が寝ているときも起きているときにも襲ってきて、日常生活をまともに送ることができず、PTSD(外傷後ストレス障害)と診断されました。
2017/05/17
災害リスク軽減に役立つ科学技術とは
災害対策には様々な分野の学術的知見が必要であることは、本サイトにアクセスされる方の多くが既に認識されていると思う。本サイト(およびその前身であった雑誌媒体の『リスク対策.com』)にも多様な研究者の方々が登場しておられるし、また関連するセミナーでも多くの研究者の方々が登壇され、貴重な研究成果や、それに裏打ちされた知見を共有して下さっている。
2017/05/16
【第7章】 市民レベルの捜索・救助活動(前編)
前回の連載では災害救護(2)として、現場での衛生管理、処置エリアの設定方法、要救護者の全身観察の手法と搬送方法について解説した。今回の連載では市民レベルの捜索・救助活動について解説する。前々回の連載で「自助の力と盲点」に関し説明したが、重要な部分なので改めて再度強調したい。
「緑のダム」の歴史的考察~その1:江戸期~
「緑のダム」(森林の水源涵養機能)に関する肯定論、否定論、疑問視論などが出され論じられて久しい。そこで今回から数回にわたり、江戸期から近現代までの日本の治山・治水思想とその実践について考えてみたい。それは森林が洪水防御に役立つのかとの大問題とリンクする。
2017/05/15
楽しい川遊びの季節。大人も子どももライフジャケットを絶対に忘れずに!
GW中、各地で水難事故が相次ぎました。ふう。もうそんな季節に・・・・いやいやいや。違うでしょう!水難事故が季節の風物詩になってはいけません。だからこそ、昨年、願いをこめて記事を書いたのに。 去年書いた以上に言うことはありません。今年もお読みいただければ幸いです。
2017/05/12
有事の際に助け合う仲間との広域共助
東日本大震災発災時、関東地方にある私たちの杉戸町も揺れました。地面は生き物のように波打ち、これは本当に現実なのかと見紛う(みまがう)ほどの光景であったことは皆さんの記憶にもある通りです。幸い、杉戸町周辺では大きな被害はなく、住民は一応に胸をなでおろしましたが、テレビから流れる津波が街を、車を、飲み込んでいく姿には胸が引き裂かれる思いでした。
2017/05/11
【第6章】 災害救護 2 (後編)
さて、災害現場にて要救助者に対するトリアージと応急処置を施した後、CFR(市民救助隊)は要救助者を安全な処置エリアまで搬送する(搬送方法については次項で説明)。処置エリアでは要救助者に対し再度「殺し屋」(気道閉塞・多量の出血・ショックの兆候・クラッシュシンドロームの兆候)を確認した上でさらなる全身観察を行う必要がある。全身観察を行う主な目的は以下の3つである。
第2回 航空セキュリティの要 『保安検査』について
4月にスタートした本連載。第1回目『航空セキュリティ』では、ハイジャックやテロといった不法妨害行為から民間航空を防護し、飛行機の安全運航を徹底するために、保安検査が実施されているとお話ししました。今回から数回にわたって、航空保安の要であるこの『保安検査』について説明をします。
建物の判別訓練による消火戦術の向上
アメリカの消防士の日常的なイメージトレーニングとしてサイズアップ訓練(活動判断訓練)がある。サイズアップ法訓練は火災防御活動だけではなく、交通事故、土砂災害、地下鉄事故など消防士達が現場活動するあらゆる事故に対して使える訓練法である。
2017/05/10
情報リスクに対する保険の活用は世界的にも遅れている
本コラムの前回記事(2017 年 5 月 2 日付)では、今後警戒すべきリスク、脅威、ハザードとして IT 関連のものが上位を占めるという趣旨の報告書を紹介させていただいたので、今回はこれに関連して、情報セキュリティに関連するリスクに対する損害保険の活用に関する調査報告書を紹介する。
2017/05/09
自然災害に備える~首都圏の脆弱性をどう克服~
防災研究者らの調査によると、日本列島の国土は地球の陸地のわずか0.25%だが、世界で起きる地震のうち約20%が日本で発生し、活火山は7%が集中している。台風や大雪にもしばしば見舞われており、内閣府のまとめでは、2001年までの30年間の被害額は世界の16%を占めた。
2017/05/08
上位6位までがIT関連リスク
かつて本コラムの 2017 年 2 月 27 日付けの記事(注 1)で、BCI (注 2)による「Horizon Scan Report 2017」を紹介させていただいた。これは主に BCI の会員を対象としたアンケート調査の結果から、中長期的に将来起こり得る変化や事象を探ろうというものであったが、これと同じような趣旨の調査報告書が、米国に本拠地を置く非営利団体である、DRI(注 3)からも発表されている。同じような趣旨でありながら、調査方法やまとめ方がかなり異なり、興味深い内容となっているので、今回はこちらを紹介する。
2017/05/02
【第6章】 災害救護 2 (前編)
さて、前回の連載では「災害救護1」として、”災害時特有の救護活動について解説した。平時における一般的な救急救命処置方法との大きな違いを示しながら、気道確保・止血・ショック・クラッシュシンドロームに対する処置、現場でのサイズアップ、市民レベルによる簡易トリアージの手法などについて触れた。今回の連載では前回の続編として、現場での衛生管理、処置エリアの設定方法、要救助者の全身観察の手法と搬送方法について解説していく。
災害時における建設業界の奮闘を評価する
東日本大震災から6年。大震災と津波による被災地での救済・復旧・復興作業で注目されたのが最前線で活躍する地元建設業協会の奮闘ぶりであった。その背景に行政と建設業協会との間で締結されている災害協定(「災害時における応急措置の協力に関する協定」)があった。
2017/05/01
そもそも、防災士の役割ってなんだっぺ?
赤プルさんの本番前の一コマ。
2017/04/28
さあGW!旅にも災害時にも日常にも役立つ、地味だけどロングセラーアウトドア小物!
今年のGWは、1日(月)2日(火)が平日です。ここが休めれば9連休とのことですが、みなさまのご予定はいかがでしょう?今回は、旅にも災害時にも日常にも役立つアウトドアぷち小物をご紹介します。 といっても、「GW!アウトドア特集」なんて華々しいグッズ紹介では、絶対紹介されないほど地味な小物たちです。まずはコレ。 「ドローコードつき収納袋!」←ドラえもん風にお読みください。
第1回:"災害に強い会社"をアピールしてはみたものの…
このストーリーは、電装品メーカーS社の総務課長ヨシオが、あるきっかけでBCP(事業継続計画)の策定リーダーに命じられ、試行錯誤しながらBCPを完成させるまでを描いたフィクションです。会社にとって本当に役立つBCPとは何か、生きたBCPとは何かを理解するヒントになれば幸いです。
2017/04/27
核攻撃からペットも守るために
2017/04/26
【第5章】 災害救護 1(後編)
ショックとは血液の循環が悪く、体中の細胞へ十分な酸素と栄養が行き渡らない状態を指し、この状態が長引くと死に至ることがある。しかし、このショック症状は見逃しやすいので注意深く要救助者を観察する必要がある。
2017/04/25
自然災害によるPTSD~救援者側が抱える心の傷
東日本大震災、鬼怒川決壊、岩手県岩泉町の大水害などの自然災害の現場を歩き、地元自治体や被災者を訪ねて被災体験や生活再建に耳を傾ける時、被災者が時間の経過にかかわらず心的外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder、PTSD)で苦悩されている事実を知った。PTSDを発症した人がうつ病、不安障害などを合併させるケースも多いという。人生はやり直しがきかない。それだけに心からぬぐえないトラウマは深刻である。
2017/04/24
子どもが大人を救出できるかも!?古武術を使った救出技を身につけよう!
春眠暁を覚えず」は冬から春への移り変わりの早春の時期をさすそうですが、そうはいっても、ぽかぽかしている春真最中も眠い気がします♪ 今回は、防災技として紹介しているのに、「朝起きない人」を起こすのに役立ったと大絶賛されている古武術救出技をご紹介します。もともと介護の技なので、成人にも使えるのです。
2017/04/21
杉戸町の人々の第二の故郷だった富岡町
こうして2013年度の国土交通省補助事業「広域的地域間共助推進事業」がスタートしました。そして同事業の中では、あの日から現在まで何が起こっていたか整理する作業も行われました。普段のプレゼンテーション中では時間が無く、説明できなかったものなので、今回は背景からその後までじっくりと説明させて頂きます。
2017/04/20
空気呼吸器を付けたドッジボール訓練
空気呼吸器をつけたドッジボール訓練 「Firefighters and dodgeball training」(出典:YouTube)複雑な構造の建物火災で要救助者が複数逃げ遅れ、黒煙が充満している中での検索・救助活動時、さらに空気呼吸器の残圧が低くなり、退出開始を教える警報が鳴り響いたとする。
2017/04/19
世界の研究者は「レジリエンス」をどのように捉えているのか
本連載のテーマである「レジリエンス」という用語は、本サイトに頻繁にアクセスしておられるような皆様には既におなじみの言葉であるが、比較的最近になって多用されるようになった言葉であるため、統一的な定義が定まっておらず、様々な意味合いやニュアンスで使われているのが現状である。
2017/04/18
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インタビュー防災庁、「省庁再編辞さない構えで」
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防災・危機管理ニュースコンテナ崩れ2人巻き込まれる=下敷きの1人死亡―東京
防災・危機管理ニュース参加者の心理を知るための「災対本部設置訓練」体験会
独自調査54.2%の企業がカムチャツカ地震後の津波警報への対応に課題
あなたの会社の危機対応力を鍛える新しいアプローチ記録的短時間大雨情報×交通麻痺×重要業務
セミナー・イベントBCPの新常識:分散拠点熊谷市で実現する事業継続力の最大化
人中心の企業防災-原点としての「教育」あなたの職場は大規模災害を乗り超えられますか?
企業をむしばむリスクとその対策お荷物化するBCP「カモ型」から「タラ型」に発想転換を
多重・連鎖型リスク時代のBCP──専門家×ITベンダーが語る“本気の備え”
災害をリアルに疑似体験することで防災意識を高める
社用車の交通事故削減に光を当てるアワードが初開催
危機管理とBCPのおススメ本
危機管理白書2025年版
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
危機管理白書2024年版
2022年下半期リスクマネジメント・BCP事例集[永久保存版]
危機管理白書2022年版
2022危機管理標語カレンダー【秋編】
2022危機管理標語カレンダー【夏編】
2022危機管理標語カレンダー【春編】
御社の状況に応じたBCPの改善方法が分かる!BCP診断ツール
一人一人の危機管理力を高めるワークショップ型訓練の進め方