政府は19日、首都直下地震の新たな被害想定を公表した。東京都心南部を震源とするマグニチュード(M)7クラスの地震が発生すると、広い範囲で震度6強以上の揺れに見舞われ、最悪の場合、東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県を中心に約1万8000人が死亡。経済的な被害・影響額は約83兆円に上る。首都中枢機能がまひすれば、日本全体や海外にも影響が及ぶため、政府は防災対策の基本計画を見直して、備えに万全を期す方針だ。