レジリエンス
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ダイバーシティ&インクルージョンは足元から
日本企業が「ダイバーシティ&インクルージョン」に注目する背景には、少子高齢化のなかで労働力の確保が難しくなっている状況があります。一方、地域社会も同様の課題に直面。コミュニティーを支える人材の不足から、福祉や防災の機能不全が顕在化しています。両者が抱える課題の同時解決に必要なイノベーションを考えます。
2023/03/13
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ブランク明けはいつにもまして慎重に
ブランク明けは、何かと思いもよらないことが起こりがちです。習慣で身についていたはずのことを忘れていたり、普段の勘が鈍っていたり、身体がなまっていたり。3年間続いたコロナ禍が転換期を迎え、企業内もさまざまなルールが変わるタイミング。ハルトが2カ月ぶりの山歩きでおかした失敗から学びます。
2023/03/09
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エネルギーリスクマネジメントの進め方
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、エネルギー価格が上昇している。これまではエネルギー消費量を削減し、再生エネルギーへの移行を長期的に進めることはリスクマネジメントとして考慮されていたが、今やコストを考慮したネルギーの確保は喫緊の大きなリスク要因になっている。実際、電力の安定供給が見込める地域の工場の生産量を増加させ、電力コストが高い地域での操業を落とすといった対応策を取る企業も出て来ている。こうした対策を進めるためには、いくつかのポイントを押さえるべきである。
2023/03/09
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ワールドカフェで話し合うBCPの課題と成果
2023年4 月の危機管理塾は4月11日(火)15時から行います。今回は、BCP運営をテーマにしたワークショップを行います。
2023/03/08
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第211回:緊急事態下でのコミュニケーションに関する実態調査(2023年版)
今回紹介するのは、BCMの専門家や実務者による非営利団体であるBCIが行った緊急事態下でのコミュニケーションに関する実態調査の2023年版。新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、日常業務にTeamsやSlackなどを導入・活用する組織が急増した結果、これらが緊急事態における連絡手段としても使われるようになっているようだ。
2023/03/07
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ESGリスクマネジメントセミナー
本セミナーでは、ESGをリスクマネジメントの側面からとらえ、ESGに関わるリスクとは何か、ESGの目標設定から実効に至るまでのリスクマネジメントプロセスをどう構築していけばいいのか、さらには、BCPの観点からも、これまでの災害だけを特定した計画にESGの要素をいかに取り入れていくべきか、などを分かりやすく解説します。
2023/03/07
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海外で必要な支援物資~日本企業の参入について考える~
2023年3月の危機管理ビジネス勉強会の講師は、元一般財団法人日本国際協力システム/独立行政法人国際協力機構(JICA)派遣専門家(トルコ、パキスタン)の長谷川庄司氏です。
2023/03/06
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見せつけられたキラーパルスの衝撃
トルコ・シリア地震による死者は両国合わせて5万人を超えました。建物の脆弱な倒壊が、被害拡大の要因の一つとされています。同じ地震大国の日本も他人事ではなく、特に住居・オフィス利用が始まって歴史の浅い高層建築は、リスク評価がまだ明確に定まっていません。日本の高層建築の安全性と持続可能性について、ハード・ソフト両面から聞きました。
2023/03/05
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日本の高層建築は安全か
トルコ・シリア地震は死者5万人を超える大惨事となりました。建物の重量が一瞬で生存空間を奪う衝撃は、死者を出さない対策の重要性を日本の建築にも突きつけています。特に超高層建築は住居・オフィス利用が始まって歴史が浅く、リスク評価がまだ未確定。トルコ・シリア地震を機に、日本の高層建築の安全性と持続可能性について考えます。
2023/03/01
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「学び直し」をいうなら基礎教育の改革から
前回、日本人の長文読解力が低下している現実について論考しました。現実がその状況なら、それに即した社会人教育、というより生涯教育の環境をつくり上げなければなりません。それは「学び直し」という類ではなく、個々の人間力を高め、社会活動における実践に役立てるものです。今回は、どうすればそれが実現できるかを考えます。
2023/02/28
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ネット情報で“わかったつもり”が一番アブナイ
あり余るほどの情報があふれるネット空間。登山も例外ではなく、情報サイトや投稿記事にはこと細かな山行記録、豊富なスナップ写真が満載です。便利に使えることは間違いありません。が、それだけで山を“わかったつもり”になると、思わぬ落とし穴が。ネットの情報収集に潜むリスクと上手な役立て方を、ハルトとヒデさんの会話から学びます。
2023/02/22
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コカ・コーラにおけるリスクマネジメント~ERMとリスク対応計画の枠組み~
2023年3月の危機管理塾は3月14日16時から行います。発表者は、日本コカ・コーラ株式会社 広報・渉外&サステナビリティ推進部 リスクマネジメント&クライシスレゾリューション シニアマネジャーの 清水 義之さんです 。
2023/02/22
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第210回:地球規模の気候変動を踏まえつつ自然災害を総括した報告書(2023年版)
世界最大級の保険・再保険ブローカーであるAonが、1年間に発生した自然災害の被害規模や発生状況のトレンドなどをまとめた報告書の2023年版。気候変動の影響で気象災害の頻度が高まり、被害規模も大きくなっていると指摘されることも多いが、本報告書はそのような認識に対して再考を促すデータを提供する。地域別の傾向や気候変動に関するデータなどが多数掲載されており、世界規模で自然災害の傾向を掴むために有用な報告書となっている。
2023/02/21
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原因不明の突然の停電時にも手術を継続
災害拠点病院に指定されている倉敷中央病院(岡山県倉敷市)は2016年、病院の約半分が突然の電源喪失に見舞われました。原因不明で非常用発電機も作動しない事態に現場スタッフが臨機応変に対応し、医療事故を起こすことなく危機を回避。背景には、医療機関の安全性を審査する国際認証への取り組みがあります。同病院の危機管理を紹介します。
2023/02/19
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「ヒト」に求められるBCP的素養とは?
災害時にいざ避難する、行動するとなった時、健康状態などによって状況に対応できない従業員は思いのほか多いのではないでしょうか。「ヒト」が有事に際して正しく行動できるかは、BCPにおいて非常に重要。しかし一方で、あまりスポットライトがあたってこなかった分野でもあります。今回は従業員に求められるBCP的素養について考えます。
2023/02/17
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第209回:生き残りから繁栄に向かうためのサプライチェーンリスク管理
今回取りあげるのは、サプライチェーンリスク管理に関するBSI(英国規格協会)の報告書。ロシアのウクライナ侵攻、米中対立の激化による分断など、サプライチェーンを取り巻く環境が大きく変化するなか、経営にも大きく影響するサプライチェーンに関するリスク状況をBSIがこれまで収集・蓄積してきた各種のデータをもとに、内部の専門家が分析・考察している。
2023/02/15
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知床観光船のような凄惨事故を防ぐ安全管理技術~自動膨張救命いかだの重要性~
2023年2月の危機管理ビジネス勉強会の講師は、防災商社「株式会社メテックス」代表取締役CEOの田中昌男氏です。
2023/02/09
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リスクトレンド研究会―2023年企業に求められる社会の要請と取り組むべき課題
リスク対策.com の連載陣が、自身の記事を解説する公開オンライントークです。最新のリスクトレンドと注視するポイントを伝えるとともに、連載者同士が意見交換を行って記事を深掘りし、得られた気付きを共有します。聴講者の皆様がウェビナーのQ&A 機能を使って質問することも可能です。
2023/02/09
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「まだ大丈夫だ」と思う心理に要注意
リスクホメオスタシスという理論があります。簡単にいうと、人はリスクの許容レベルを超えない限り、心配よりも自分の利益を優先する意識が勝つというもの。例えば慎重に運転すべき冬道でも、スタッドレスタイヤを履くとつい速度を上げてしまうのがこの心理だといわれます。ハルトとヒデさんの山旅から、リスクホメオスタシスの回避法を考えます。
2023/02/09
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「受援力」があって初めて支援力が機能する
地域の避難レベルや防災力は、支援する側だけで決まるものではありません。要介護者本人・家族が覚悟を決めて避難支援の協力を求めること、すなわち受援力を発揮することで地域の力を引き出すことができるからです。要介護者が家族、福祉専門職、コミュニティーと一緒に個別避難計画を作成する際のそれぞれの役割と効果を考えます。
2023/02/07
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空気注入時間10分の車両・備蓄倉庫冠水防止製品
自動ゲートの製品開発を柱とした事業を展開するシー・ティ・マシンは、救急車のような大型車から小型車まで対応し、空気注入時間10分で利用できる車両冠水防止製品(ウォーターゲートカバー)「HAKOBUNE(はこぶね)」を販売する。局地的な豪雨の増加に伴う大規模水害への備えとして提案するもので、備蓄倉庫内の食料・電気製品の保護にも活用できる。
2023/02/06
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BCPの実効性が高い企業と低い企業の差
リスク対策.comは、企業が自然災害や感染症などに備えてどのような訓練・演習をどの程度行っているのかを把握するため、2022年10月17日~24日にインターネットによるアンケート調査を実施、310件の有効回答を得ました。第3弾の結果報告となる今回は、BCPの実効性を高いと考えている企業とそうでない企業における差について解説します。
2023/02/05
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デジタル化に対応したデジタルを活用したリスクマネジメント
コロナ禍で、多くの組織がリモートワークやハイブリッドワークなどを導入し、分散型での業務体制を構築している。こうした体制では、集中したオフィスでの管理とは異なるリスクマネジメントを必要とさせる。分散した労働力はデータ損失、コンプライアンス問題、セキュリティ対策など、リスクを増大させるからである。具体的には、デジタル化へ対応したリスクマネジメント体制を充実させるとともに、これらのデジタル・ITを「活用した」リスクマネジメント体制を整えることが求められる。
2023/02/03
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コロナは終わるか
各国が新型コロナ規制の緩和、撤廃を進めるなか、日本政府も感染症法上の位置づけを5類に移す方針を決定。政府による一律の規制や要請がなくなれば、どこまでの対策を行うかは個人や組織の判断です。厚生労働省の専門家会議は職場などでの合意形成が望ましいとしていますが、それぞれの価値観に寄り添いつつ合意形成を図るには何が必要か。専門家のインタビューから探ります。
2023/02/01
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第208回:パンデミック後の世界において懸念されているリスクのトップ10
今回紹介するのは、世界有数の保険会社であるAllianzが2023年1月に発表した「Allianz Risk Barometer」の2023年版。新型コロナパンデミックのリスクは後退し、世界的に懸念されるリスクには大きな変化がみられる。
2023/02/01