レジリエンス
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社内滞在時をイメージさせる実践的な訓練と備蓄
テクニカルセラミックスを開発・生産するクアーズテックは2012年、東京都の帰宅困難者対策条例を機に一斉帰宅抑制対策に乗り出しました。独自のプログラムを追加した実効性の高い訓練や被災時の心理にも配慮したきめ細かな備蓄が評価され、2021年には東京都のモデル企業に。同社の取り組みを紹介します。
2023/01/29
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横断歩道橋の問題点(続編)
「横断歩道橋の問題点 自転車等はおりて通りましょう!」という動画(52秒)を制作しました。ピクトグラムアートによる「横断歩道橋を通る自転車等」に対する社会風刺です。実際に近くの横断歩道橋を見に行きました。とても危ないです。いつかは大きな事故が起きてしまうでしょう。問題に正面から向き合うきっかけにしてほしいと思います。
2023/01/28
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自己のレジリエンス力を磨く3つの習慣
失敗の連続で心が折れ、その後も調子が上がらない。そんなスランプに陥ることは誰でもありますが、重要なのはその状態を慢性化させないことです。ストレスの多い時代だからこそ、レジリエンスの力を鍛えましょう。それは特別な訓練ではなく、普段の習慣にあります。いや、すでに実践しているかもしれません。ハルトの気付きから学びます。
2023/01/26
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第207回:13回目となったBCIのサプライチェーン・レジリエンス調査
今回紹介するのは、BCMの専門家や実務者による非営利団体であるBCIによるサプライチェーンのレジリエンスに関する調査報告書の2023年版。BCIが主に会員を対象としてサプライチェーンの途絶に関するアンケート調査を実施し、その結果をまとめたものである。新型コロナウイルスによるパンデミック以降、さまざまなサプライチェーン対策がなされているようだ。
2023/01/24
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高知県土佐山アカデミーに行ってきました!
今回は、保育に携わる皆様はもちろん、お子さんのいらっしゃるご家族にもお知らせしたい「遊びから学ぶ安全・防災」につながる体験ができるスポット「土佐山アカデミー」をご紹介したいと思います。今回の執筆にあたり、現地での研修でお世話になったNPO法人土佐山アカデミー事務局長の吉冨慎作氏にもお話を伺い参考にさせていただきました。
2023/01/20
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道路脇で使用可能な仮設大型水のう
大型膜面構造物や土木・物流資材などを手がける太陽工業は、道路災害発生時の早急な復旧を支援する仮設大型水のう「ハイウェイデルタ」を製造する。同社の水害対策製品「デルタチューブ」を道路脇で使用可能な製品として改良・製品化したもの。共同開発した中日本ハイウェイ・メンテナンス中央が、全国の道路維持修繕業務を請け負う会社や自治体を対象に販売する。
2023/01/19
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BCPと助け合える関係が機能した災害復旧活動
2019年の台風19号でグループ含め3工場が壊滅的被害を受けたカイシン工業は、経営トップが「全力復旧」の方針を発表すると各工場が即座に活動を開始。取引先や協力会社の支援を受けて設備の交換を迷いなく進めるとともに、代替生産によって早期に出荷を再開しました。同社のBCPと助け合える関係づくりを紹介します。
2023/01/19
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属人型BCP構造からの脱却を目指せ
個人の能力や意識のバラツキ、スキル継承の困難化がBCPの実効性に影を落とすなか、属人化からの脱却が危機管理事務局と経営陣の共通課題となっています。既存のBCP構造を変えるための参考として前回はBCPポートフォリオについて説明しました。今回はその応用となるBCPプロセスの標準化、その先に展開されるBCP-DXをテーマに解説します。
2023/01/19
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AIを活用した河川水位監視業務支援サービス
日立ソリューションズ・クリエイトは、AIを活用して人が目視確認している業務の自動化を支援する「AIプラス 画像認識AIソリューション」において、河川の水位監視業務の負担軽減を図る「河川水位判定サービス」を提供する。同社、中電工、ハイテクインターの3者共同で実施した、AIで水位を判定する新たな河川監視VMS(ビデオ管理システム)の実証実験で、AI活用の実用性、有効性を確認して開発されたもの。監視員の安全確保や周辺地域の住民への早期避難の促進などにも貢献する。
2023/01/14
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統合マネジメントシステムが育てる従業員のリスクマインド
堀場製作所は1993年に品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001の認証を取得、2004年には品質・環境・労働安全のマネジメントシステムを一体的に運用する統合マネジメントシステムIMSの認証を取得し、2011年には国内のHORIBAグループ一体で運用するまで発展させてきました。成果はリスクマネジメント活動にも表れています。
2023/01/12
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避難小屋といえども一定の準備と配慮が必要
登山で緊急的に利用できる避難小屋ですが、あらかじめ計画に組み込んで泊まる場合、多少なりとも快適に過ごそうと考えるなら、一定の準備が必要です。特に週末や連休は満室の可能性を考慮し、最悪小屋の外で野宿できる装備を持参するのがベター。そして最も大切なのが、同宿者への気遣いです。避難小屋利用のABCを、ハルトと友人の会話から学びます。
2023/01/12
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短期では「生活費の危機」がトップ、今後10年は環境リスクが上位独占
2023年版の「グローバルリスク報告書」が、世界経済フォーラムから発表された。今回の報告書では、第1章で、現在の危機(すでに発生しているグローバルリスク)がもたらす影響のうち多くの人が短期的(2年間)に展開すると予想している最も深刻なグローバルリスクについて考察。第2章では、今後長期的(10年後)に最も深刻になると思われるリスクを取り上げ、新たに発生あるいは急速に加速する経済、環境、社会、地政学、技術的なリスクについて考察している。さらに、第3章では、中期的な未来を想定し、前章で説明した新たなリスク間の関連性が、2030年までに天然資源不足を中心とする「ポリクライシス」へと発展する可能性を探っている。
2023/01/12
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リスクトレンド研究会―2023年企業が重点的に対応すべき課題とリスク対策
リスク対策.com の連載陣が、自身の記事を解説する公開オンライントークです。最新のリスクトレンドと注視するポイントを伝えるとともに、連載者同士が意見交換を行って記事を深掘りし、得られた気付きを共有します。聴講者の皆様がウェビナーのQ&A 機能を使って質問することも可能です。
2023/01/10
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企業は積極的にカーボンニュートラルを推し進めるべきなのか
日本では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて動きが活発化している。企業もCO2の排出量削減や、化石燃料に依存しないエネルギーの利用体制への変化など、さまざまな対応が求められている。こうした取り組みには大きなコストがかかる可能性もあるが、企業はどのように対応するべきなのか? 神戸大学大学院経営学研究科教授の國部克彦氏に話を伺った。
2023/01/06
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2023年のリスク対策
振り返ると、2022年は思いもよらないリスクが顕在化した年でした。これから始まる2023年は、どのような年になるのでしょうか。年頭にあたり、13人の専門家とともに考えます。何が起きても不思議ではない不確実性の時代、リスク対策を取り巻く変化を感じ取り、知見・知識を解きほぐす参考にしていただければ幸いです。
2023/01/05
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LIXILのリスクマネジメント住宅設備の供給責任を果たすために
2023年2月の危機管理塾は2月15日16時から行います。発表者は、株式会社LIXIL LIXIL HOUSING TECHNOLOGY 業務改革部 リスクマネジメント推進室の犬山達彦さんです 。
2023/01/05
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訓練の重点課題は「参加者が必要性を理解すること」
リスク対策.comは、企業が自然災害や感染症などに備えてどのような訓練・演習をどの程度行っているのかを把握するため、2022年10月17日~ 24日にインターネットによるアンケート調査を実施、310 件の有効回答を得ました。第2弾の結果報告となる今回は、訓練において重要だと思う点と自社における課題について解説します。
2023/01/04
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2023年のリスクを読む
2023年が幕を開けた。ようやく新型コロナウイルス感染症の収束が見え始めたと思いきや、ゼロコロナ政策からの転換を図る中国への対応など新たな課題も。一方で、ロシアのウクライナ侵攻により、原油価格や株式市場は揺れ動き、世界経済は混迷を極めている。2023年のリスクをどう読むか。
2023/01/04
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新型コロナに関する規制緩和や気候変動などを注目
世界中の企業は蔓延するインフレ、新型コロナパンデミックの継続、気象変動のさらなる悪化など、昨年もグローバルな影響を及ぼす多くの重大問題に直面した。RIMS会員誌『Risk Management』編集者モーガン・オルークとヒラリー・タットルはこうした問題をまとめている。2022年にリスク専門家が取り組まなければならなかった最重要課題と、2023年に向かって対応せねばならないであろう課題に焦点を当て、昨年、最も注目すべきリスクイベントを概観している 。
2023/01/04
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社会福祉の継続をいかに社会が支えるか
12月の大雪により、北海道の一部で大規模な停電が発生しました。福祉事業は弱い立場の人たちを支えていますから、そうした時でも安心して事業を継続できる計画、すなわちBCPが必要です。とはいえ一事業者が取り組むにはハードルが高く、策定義務化の期限を前に不安を抱える施設も少なくありません。福祉事業者のBCPを支援する活動を紹介します。
2022/12/29
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サポーターの観客席清掃は美徳か偽善か
「多様性」をキーワードにした社会の変化、次々と起こる価値対立に、組織のガバナンスが揺らいでいます。リスクマネジメントの観点でいえば、自己正義を絶対化せず、是々非々で情報に向き合う姿勢が大前提。それでも場外乱戦は発生し、組織のあり方を問われるときがあります。今回はワールドカップサッカーで見られた日本人の精神性を考察します。
2022/12/26
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応用を効かせるための思考訓練を日頃から
肝心なものが肝心なときに手元にない、そうしたときは手近にあるものを最大限に使うしかありませんが、代用・応用は意外と大変です。そのため、いざというときの知恵やノウハウを普段から身につけるよう日頃から訓練する。特に装備点検の時間は思考を鍛えるよい機会です。ハルトの気づきから代替の方法を学びます。
2022/12/22
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「ヘルシー防災」ビジネスの展開~平時からの健康管理に役立つ防災食の在り方~
2023年1月の危機管理ビジネス勉強会の講師は、災害用の25年長期備蓄食「サバイバルフーズ」の製造卸元で、防災のセレクトショップ「セイショップ」を展開する株式会社セイエンタプライズ代表取締役の平井雅也氏です。
2022/12/21
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2022年下半期リスクマネジメント・BCP事例集[永久保存版]
リスク対策.comは、PDF「月刊BCPリーダーズ」2022年7月号~12月号に掲載した事例記事を1冊のPDFにまとめました。合計14社(団体)の取り組みを一気に読むことができます。さまざまな業種・規模の企業(団体)の事例は、防災、BCP、リスクマネジメントのトレンドをつかむうえでも有効。今年の振り返りや記録にもお役立てください。
2022/12/19
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全体図を見ずしてBCP判断はできるのか
前回、BCP情報の可視化が経営判断を早めるとお話しました。事業継続の方向性を判断するには各拠点や各事業部、各部門の状況を総合的に把握する必要があり、それは災害時ポータルでもできますが、経営陣には極めて難解です。そのためまずは、全社の被災状況を可視化した全体図が必要。今回は経営陣のためのBCPポートフォリオについて説明します。
2022/12/19