※「ZOOM」を使える人なら誰でも参加可能です。

SDGsやESG推進の世界的な潮流の中、日本企業において気候変動や人権といった社会課題に対するさまざまなステークホルダーの厳しい要求を経営戦略として積極的に捉え動きが加速しています。今後は​単なる目標の表明ではなく、いかに実行するかが問われることになってきます。

本セミナーでは、ESGをリスクマネジメントの側面からとらえ、ESGに関わるリスクとは何か、ESGの目標設定から実効に至るまでのリスクマネジメントプロセスをどう構築していけばいいのか、さらには、BCPの観点からも、これまでの災害だけを特定した計画にESGの要素をいかに取り入れていくべきか、などを分かりやすく解説します。

なお、本セミナーの内容は、後日、リスク対策.comウェブサイトに開設予定の「ESGリスクマネジメント特設ページ」(仮)で紹介するとともに、本セミナーでは伝えきれなかった情報も加えてさらに充実させていく予定です。ご期待下さい。

※ウェブ特設ページでは、今後も「ESGリスクマネジメント」に役立つソリューション」を紹介していく予定です。

開催概要

◆日時:2023年3月28日(火)
    13:30~16:00

◆主催:リスク対策.com(株式会社新建新聞社)
◆定員:200人
◆参加費:無料 要リスク対策.com会員

プログラム

※15分前から事前映像の配信を開始する予定です。
 通信状況などをご確認ください。

開会 13:30

【基調講演1】(13:40~14:20)質疑10分
リスク社会における責任と判断ーESGリスクの本質を考える

神戸大学大学院経営学研究科教授 國部 克彦氏


現代社会は、産業技術の急速な発展によっては高度なリスク社会となっています。それに対応するようにリスクマネジメントシステムが整備されつつありますが、一方でそのようなシステムが新たなリスクを生み出してしまっている面もあることも事実です。それはESGリスクも同じです。現在は、地球温暖化の危機ばかりが強調されていますが、それによって見過ごされてしまうリスクにも目を向けなければなりません。そのためには何が必要なのかを、責任と判断の視点から解説します。

 

1993年大阪市立大学博士(経営学)。大阪市立大学助教授等を経て、1995年神戸大学経営学部助教授、2001年神戸大学大学院経営学研究科教授、現在に至る。専門は、社会環境会計、経営倫理。主な著書(共著・編著を含む):「CSRの基礎」中央経済社(2017年)、「アカウンタビリティから経営倫理へ」有斐閣(2017年)、マテリアルフローコスト会計の理論と実践」同文舘(2018年)、「創発型責任経営」日本経済新聞出版社(2019年)、「価値創造の考え方」日本評論社(2021年)、「価値創造の教育」神戸大学出版会(2021年)、「ワクチンの境界」アメージング出版(2022年)他

 

【基調講演2】(14:30~14:50)質疑10分
「BCP4.0」~ESG時代に求められるBCPとリスクマネジメント~

KPMGコンサルティング株式会社
Sustainability Transformation 土谷 豪氏

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延以降、震災対応をベースとして構築された事業継続計画(BCP)から、感染症と風水害の同時発生などの複合災害に備えたBCPへの再構築を検討する企業が増え、対応が進んできています。一方で、ESG/SDGs等の社会課題への取組みが強く求められ、BCPのカバーすべき範囲が日々拡大している中、これらの観点を踏まえて実装している企業は極めて少ない状況です。また自社だけでなくサードパーティ含めたサプライチェーン全体をサステナブル(持続可能)に変革していく取り組みも求められます。本セッションでは、持続可能な経営のために短期的・長期的に求められるメガトレンドを踏まえ、これからの時代に求められるサプライチェーンも含めた、BCPおよびリスクマネジメントの在り方についての考察を解説します。

KPMGコンサルティングのサステナビリティ・トランスフォーメーションユニットでアソシエイトパートナーを務める。
早稲田大学卒業後、金融系事業会社に入社。業務プロセス改革やリスク管理、システム企画部門を経て、2013年にKPMGビジネスアドバイザリー(現KPMGコンサルティング)に入社。
主に製造業・IT業・流通業など幅広い業種向けに対するレジリエンス・ESGリスク管理・サスティナブルサプライチェーン関連の多数のプロジェクトに従事。

 

【基調講演3】(15:00~15:40)質疑10分
SDGs/ESG時代のリスクマネジメント
~リスクマネジメントの進化に向けた展望~

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
GRCコンサルティング部
部長/プリンシパル 阿部 功治氏
ディレクター 柳谷 公彦氏
マネージャー 山内 哲也氏

ESG/SDGsが世界的な潮流となり、気候変動や人権といった社会課題に対する様々なステークホルダーの厳しい要求を経営戦略として積極的に捉えて、社会課題そのものを事業を通じて解決しようという動きが拡がってきました。日本企業がこれからの不確実性の高い時代を乗り切っていくためには、「適切なリスクテイク」、「エマージングリスク」の識別・管理、「レジリエンス強化」の3つのポイントにおいて、リスクマネジメントを高度化することが求められます。これからの企業に求められるESGリスクマネジメントのあり方を解説します。

 
阿部 功治氏
大学院修了後、外資系コンサルティングファーム、外資系コングロマリット(金融事業)、大手監査法人(Big4)グループ各社を経て現職。戦略コンサルタントとしてキャリアを積んだ後、15年以上に亘りグローバル企業等に対するGRC(ガバナンス、リスク管理、コンプライアンス)全般に係るマネジメント・コンサルティング業務に従事。近年は、グローバルガバナンス、エマージングリスク、リスクカルチャー、レジリエンスといったテーマを中心にコンサルティング活動を展開
 
柳谷 公彦氏
米国公認会計士(USCPA)、公認内部監査人(CIA)。大手物流機器メーカー、大手監査法人(Big4)リスクアドバイザリーを経て、2021年より現職。前職にて中国・上海駐在(2010年~2012年)、シンガポール駐在(2018年~2021年)。グローバル展開する事業会社を中心に、グループ・グローバルガバナンスおよび経営管理、リスクマネジメント、危機管理、コンプライアンス、内部統制、不正リスク管理、内部監査等に関するコンサルティング業務に従事。
 
 
山内 哲也氏
公認情報システムリスク管理者(CRISC)、公認内部監査人(CIA)、公認不正検査士(CFE)、公認情報システム監査人(CISA)。大手監査法人(Big4)を経て、2019年より現職。事業会社を中心に、リスクマネジメント、危機管理/オペレーショナル・レジリエンス体制、リスクテイクのための投資審査体制、GRCプラットフォームの導入支援等に関するコンサルティング業務に従事
 

 

終了 16:00 (予定)
 


※プログラム・タイムスケジュールおよび講師は、都合により変更になる可能性があります。
 

※講演資料は、弊社ECサイトで販売予定です。無償配布はありません。
ご希望の方のみご購入ください。資料を購入しなくても参加可能です。

※請求書:発行不可
領収書:発行可
支払方法:クレジットカード決済のみ
提供方法:PDF形式
価格:3,300円(税込み)

【個人情報の取り扱いについて】 株式会社新建新聞社(以下「弊社」と表現します)は、本セミナーに申し込まれた際に、お客様からご登録いただく個人情報を弊社プライバシーポリシー(https://www.shinkenpress.co.jp/privacy-policy)に基づき適切に取り扱います。
 


〔当セミナーに関するお問い合わせ〕
新建新聞社 リスク対策.com セミナー運営事務局
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-3-3 FDC麴町ビル7F
TEL03-3556-5525   E-mail: risk-t@shinkenpress.co.jp