2025/07/30
防災・危機管理ニュース
マグニチュード(M)8.7の地震が起きたロシア・カムチャツカ半島沖は太平洋プレートが沈み込む地域で、過去にもたびたび規模の大きい地震が起きている。日本に大きな津波が到達した例もある。
気象庁によると、今回の震源と非常に近い場所で1952年11月5日にM9.0の地震があり、岩手県・久慈港で1メートルの津波が観測された。このほか、59年5月にM7.9、97年12月にM7.8の地震があったほか、今月20日にもM7.4の地震が起きている。
日本から離れた場所で起きた地震による津波は、時間が経過してから最大の波が到達する場合もあるといい、52年11月の最大津波も地震から9時間後だった。
気象庁は20日の地震について「関連性がないとは言えないが、日本から遠く離れており確認はできない」とした上で、「一般的に大きな地震が起きた場所では地震が起きやすくなっているので、今回のような津波を起こす地震が今後も起きる可能性はある」と説明した。
〔写真説明〕気象庁=東京都港区
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/09
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方