15日午前の東京株式市場で、日経平均株価は一時、前週末比3600円超上昇した。取引時間中の史上最高値を更新し、初めて6万9000円台に乗せた。米国とイランが戦闘終結に合意したと伝わり、中東情勢の緊張緩和を好感した買いで、全面高となった。午前の終値は、3573円60銭高の6万9593円64銭。
 トランプ米大統領は14日夕(日本時間15日朝)、イランとの戦闘を終結する合意が成立したとSNSで発表。世界経済の先行きへの最大のリスク要因であった中東情勢の混乱が収束するとの期待から、幅広い銘柄に買いが入った。原油先物相場も急落し、エネルギーを輸入に依存する日本経済の回復や企業のコスト低下への期待も投資家心理の改善につながっている。
 これまでの株高進行では、人工知能(AI)・半導体関連に買いが集中していたが、「エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の航行が正常化し、原油価格が落ち着くとの見方から、AI以外にも買いが広がった」(大手証券)という。 
〔写真説明〕取引時間中の史上最高値を更新し、6万9000円台に乗せた日経平均株価を示すモニター=15日午前、東京都中央区

(ニュース提供元:時事通信社)