2025/09/02
防災・危機管理ニュース
東北南部から九州にかけては2日、高気圧に覆われて晴れ、35度以上の猛暑日になる所が多かった。気象庁によると、埼玉県鳩山町で39.8度、群馬県桐生市で39.0度、徳島県美馬市で38.6度、兵庫県豊岡市で38.1度、岩手県釜石市で37.8度を観測。これらを含め、地点ごとの9月の統計史上最高記録になった所が90地点を超えた。
仙台市は37.4度となり、通年の史上最高記録を7年ぶりに更新した。日差しが強かった上、日本海から東北北部に延びる前線に向かって南から暖かい空気が流れ込んだ。
大阪市は35.4度で、今年42日目の猛暑日となり、猛暑日の年間最多記録を更新。東京都心(千代田区)は37.0度で、27日目の猛暑日となり、最多記録を伸ばした。
3日も猛暑日になる所が多いと予想される。気象庁は屋外の活動を短時間にとどめ、冷房を使うなどして熱中症を防ぐよう呼び掛けている。
〔写真説明〕気象庁=東京都港区
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
- CDCトップ解任、未曽有の混乱=反ワクチンのケネディ長官に抵抗―米
- 米核融合新興に12社出資=三菱商事やNTT、関電など
- 死者1400人超に=3100人負傷、救助難航―アフガン地震
- 埼玉・鳩山で39.8度=仙台は史上最高37.4度―気象庁
- 魚型しょうゆ差しを禁止=廃プラスチック対策で―豪南部州
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/02
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方