2026/01/15
防災・危機管理ニュース
【北京時事】中国の2025年12月の対米貿易総額は前年同月比で29.7%減少した。落ち込み幅は5月以来の大きさだった。両国は11月にそれぞれ相手国を標的とする関税を引き下げたものの、貿易は冷え込んだままだ。一方、12月は対日貿易も鈍化。日中関係が悪化する中、先行き懸念が広がっている。
25年の中国の対米貿易は春以降一貫して2桁減が続いている。5月には30.7%の大幅マイナスを記録。米中は5月以降、段階的に関税を引き下げたものの貿易の回復には至っていない。
12月の対米貿易では、輸出がとりわけ大きく落ち込んだ。前年は対中関税の大幅な引き上げを予告した第2次トランプ米政権発足への警戒感から、輸出が前倒しされており、今回その反動も出たもようだ。
一方、対日貿易総額は4.0%増加した。11月は5.5%伸びていた。中国は高市早苗首相が国会答弁で、台湾有事が日本の「存立危機事態」に該当し得ると語ったことに猛反発。26年1月にはレアアース(希土類)などの対日輸出規制を強化した。
関係悪化が長期化するとの観測もあり、ある日系資源幹部は「中国に頼らないサプライチェーン(供給網)作りを急いでいる」と説明。中国に進出した日系企業からは、日中貿易が今後減るとの見方も出ている。
〔写真説明〕中国浙江省の玩具工場に並ぶトランプ米大統領らを模した人形=2025年4月(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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