2026/01/27
防災・危機管理ニュース
民泊を巡っては、周辺住民の生活環境を守るため、自治体ごとに条例で営業日数などを規制しているが、トラブルに発展するケースも少なくない。問題に詳しい専門家は「違法行為を許さないという姿勢を示すことは重要。警察が介入したことには意義がある」と話す。
観光庁によると、全国の民泊の届け出住宅件数は約3万6800件(昨年11月時点)に上る。訪日外国人の増加などで需要が拡大する一方、宿泊者による騒音やごみ捨てに関するトラブルが表面化。事業者には近隣からの苦情に対応するなどの義務があるが、中には、各自治体による行政指導などにすぐには従わないケースもあるという。
一般社団法人「日本民泊協会」の大植惇生事務局長は「大半はルールを適切に守って運営している」と強調した上で、「一部の悪質な事業者には迷惑している。どんどん無くなってほしい」と話す。
民泊問題に詳しい立教大観光学部の東徹教授(観光マーケティング)は「住民の生活を守り、違法な行為は許さないという姿勢を示したことは重要だ」と指摘。「地域住民にとって適切に管理されていない民泊は恐怖。悪質な事業者が参入できないよう、制度を見直すタイミングなのではないか」と語った。
〔写真説明〕東京・銀座の繁華街を歩く観光客=2025年11月、東京都中央区(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
- 米MS、新型AI半導体発表=エヌビディア依存低減狙う
- 対韓関税、25%に引き上げ=米大統領が警告―韓国は対応急ぐ
- 違法行為「許さない姿勢重要」=民泊運営会社摘発で―専門家
- 米、大寒波で20人超死亡=航空便欠航や大規模停電続く
- レアアース企業に2500億円支援=米政府、供給強化へ株式取得
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/01/27
-
-
発災後をリアルに想定した大規模訓練に学ぶ
2026年1月14日、横浜市庁舎10階の災害対策本部運営室で、九都県市合同による大規模な図上訓練が行われた。市職員に加え、警察、自衛隊、海上保安庁、医療従事者、ライフライン事業者などが一堂に会し、市災害対策本部運営をシミュレーションした。
2026/01/26
-
-
-
報告すべきか迷う情報 × 最初の一言 × 隠蔽と正直の分岐点
ここ数年、データ改ざんによる不正が突然発覚するケースが増えています。製品仕様に適合していないにもかかわらず、データの書き換えが行われていたり、燃費データや排ガス成分濃度が改ざんされているなど、さまざまな分野でこうした事件は後を絶ちません。今年も、中部電力・浜岡原子力発電所において、安全データの改ざん疑いが発覚しました。 こうした改ざんを未然に防ぐことは、リスクマネジメントの最重要テーマですが、一方で、既に起きてしまっていることを前提として、いかに早く発見し、対処するかを考えておくことも危機管理においては重要になります。
2026/01/26
-
最優先は従業員の生活支援対策を凌駕する能登半島地震 石川サンケン
家電や自動車の電子制御に用いられるパワー半導体を製造する石川サンケン(石川県志賀町、田中豊代表取締役社長)。2024年元日の能登半島地震で半島内にある本社と3つの工場が最大震度6強の揺れに襲われた。多くの従業員が被災し、自宅が損傷を受けた従業員だけでも半数を超えた。BCPで『生産および供給の継続』を最優先に掲げていた同社は、従業員支援を最優先にした対応を開始したーー。
2026/01/23
-
-
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方