2026/01/27
防災・危機管理ニュース
【ワシントン、ソウル時事】トランプ米大統領は26日、韓国に対する自動車関税や相互関税を「15%から25%に引き上げる」とSNSで警告した。両国が合意した巨額の対米投資を含む貿易協定を韓国国会が承認せず、履行が滞っていると不満を示した。これを受け、韓国与党は27日、関連法案の処理を急ぐと表明した。
米韓は昨年7月、韓国に対する相互関税を25%から15%に引き下げることで一致。同10月の韓国での首脳会談で両国の貿易交渉は妥結した。同11月には、自動車関税を25%から15%に下げる条件となった、3500億ドル(約54兆円)の対米投資に必要な特別基金設立法案を韓国与党「共に民主党」が国会に提出。同月初にさかのぼって自動車関税が引き下げられていた。
米韓の合意文書に韓国国会承認の期限はないが、関連法案の審議は停滞している。トランプ氏はSNSで「われわれは合意された内容に従って、関税を迅速に引き下げた」と主張。相手国にも速やかな履行を期待しているとした上で、「韓国の国会は、彼らの権限だが、歴史的な貿易協定を承認していない」と批判した。
韓国の李在明大統領は27日の閣議で、トランプ氏の投稿には直接言及せず、「(全体的に)政府の基本政策に関する国会の立法が遅れ、仕事ができない」と不満を吐露。与党幹部は2月中に関連法案の処理を目指す意向を示した。大統領府は米政府から正式な通知はないとした上で、金正官産業通商相が近く訪米し、ラトニック米商務長官と協議すると明らかにした。
〔写真説明〕トランプ米大統領=22日、スイス・ダボス(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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