22日午後8時15分ごろ、東京都墨田区押上の東京スカイツリー展望台で、下降中のエレベーターが地上約30メートルで停止し、20人が閉じ込められた。約6時間後の23日午前2時ごろ、全員救助された。運営会社によると、けが人や体調不良者はいなかった。23日は総点検のため臨時休業し、原因究明を急ぐ。同日の予約者には展望台の入場料金を返金するとしている。
 警視庁や運営会社によると、エレベーターは「春、夏、秋、冬」の4基あり、このうち秋と冬が停止した。秋は無人で、冬に男性7人、女性が児童2人を含め13人乗っていた。
 救助には、展望デッキがある350メートル地点で停止していた秋を利用。冬と同じ高さまで降下させ、側面の非常用扉に手すり付きのステンレス製の板を渡し、消防隊員が20人を移動させた。2基は約1.5メートル離れている。
 また、残る春と夏も安全確認のため午後9時35分ごろまで停止させ、約1200人が展望デッキに一時取り残された。午後11時までに全員が地上に降りた。
 スカイツリーのエレベーターでは、2015年と17年にも閉じ込めが発生したが、30分以内に解消。エレベーターの中には、非常用飲料水や、防災用の簡易トイレのほか、毛布やライトなどを常備しているという。
 運営会社は「長時間にわたり、閉じ込め状態が続いてご心労をおかけし、心よりおわび申しあげます」とのコメントを出した。 

(ニュース提供元:時事通信社)