2026/03/06
防災・危機管理ニュース
厚生労働省の専門部会は6日、不眠症などの「睡眠障害」について、医療機関が掲げる診療科名に追加する方針を了承した。「内科」など他の診療科名と組み合わせて用いる。厚労省は学術団体の意見を聞いた上で政令を改正し、夏ごろまでに施行される見通し。
睡眠に関する問題は日本人の5人に1人が抱えているとされる。診療科名の明示により、患者が適切な医療を受けやすくなることが期待される。診療科名の見直しは2008年以来。
睡眠障害は不眠症をはじめ、日中に過剰な眠気がある過眠症、呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群など睡眠に関連する病気の総称。現在診療は、精神科や内科、耳鼻咽喉科などにまたがっている。
日本睡眠学会は昨年4月、「睡眠の問題は増加しているのに、受診先が分かりにくい」として、厚労省に診療科名への追加を要望。同9月に専門部会で議論が始まった。
診療科名は医療法に基づいており、医師1人当たり原則二つまで看板や広告に掲げられる。「内科」「外科」「精神科」など約20の診療科は単独で標ぼう可能。さらに、これらと組み合わせて「呼吸器」「美容」「感染症」なども用いることができる。
専門部会の取りまとめによると、睡眠障害は組み合わせで標ぼう可能となる。具体的には、「睡眠障害内科」「精神科(睡眠障害)」などが想定される。委員からは「睡眠薬の安易な処方につながらないよう、専門的な医療提供を期待する」との意見もあったという。
〔写真説明〕「睡眠障害」の診療科名追加について議論する厚生労働省専門部会の初会合=2025年9月、東京都港区
(ニュース提供元:時事通信社)

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