2026/03/10
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】米人工知能(AI)新興アンソロピックは9日、米国防総省から国家安全保障上の「サプライチェーン(供給網)のリスク」に指定されたことを巡り、同省などを西部カリフォルニア州の連邦地裁に提訴した。指定は権限の乱用であり違法だとして、取り消しなどを求めた。
アンソロピックは、同社の生成AI「クロード」の軍事利用制限撤廃を巡り国防総省と対立。アモデイ最高経営責任者(CEO)が米国民に対する大規模監視や完全自律型兵器での利用を拒んだところ、トランプ大統領が全ての連邦政府機関で同社製品の利用中止を命じ、国防総省は同社を正式に供給網のリスクに指定した。
訴状などによれば、国防総省は2025年後半から「合法的なあらゆる用途での使用」を要請し、同社に制限撤廃を求めてきたという。すでに政府機関から契約を打ち切られるなどしており、短期的に数億ドルの損失が懸念されると主張。指定は「前例がなく違法」であり、「アンソロピックに回復不能な損害を与えている」と説明した。政府機関での利用中止命令の差し止めも要求した。
〔写真説明〕米人工知能(AI)新興アンソロピックのアモデイ最高経営責任者(CEO)=2025年1月、スイス・ダボス(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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