イスラエルがレバノンで親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻勢を強め、多数の死者や避難民が出ている問題を受け、英仏独伊とカナダの5カ国首脳は16日、共同声明を出した。「破滅的な人道問題を引き起こし、紛争が長期化する恐れがある。それは避けなければならない」として、レバノンへの地上侵攻を拡大させるイスラエルを批判した。
 一方、イスラエルに反撃するヒズボラに対しても、「民間人を標的とすることをやめ、武装解除すべきだ」と指摘。後ろ盾のイランに加勢した決断を非難した。
 その上で、「イスラエルとレバノンの代表に対し、政治解決のための交渉に向けた有意義な接触を求める」とし、外交を通じた紛争解決の必要性を強調した。
 16日のレバノンの報道によれば、今月2日以降の同国内の死者数は886人、避難民も100万人を超えた。 
〔写真説明〕イスラエル軍の攻撃を受け、立ち上がる煙=16日、レバノン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)