2026/06/15
防災・危機管理ニュース
米国とイランによる戦闘終結の合意が伝わった15日、原油や石油化学製品の価格高騰などに頭を痛めてきた産業界では、歓迎の声が広がった。ただ、ホルムズ海峡周辺ではこれまでの戦闘で石油などの生産施設の一部が大きく損傷。サプライチェーン(供給網)の完全回復はまだ見通せず、企業側はなお警戒を緩めていない。
「本当にいつなのかと期待していた」。経済同友会の山口明夫代表幹事は同日の記者会見でこう述べ、安堵(あんど)の表情を見せた。酒類・飲料大手のキリンホールディングスも「平和的解決に向けた一歩だ」(広報)と中東情勢の早期安定化に期待を示した。
一方、三井化学の市村聡社長は「(ナフサなどの価格が)今後大きく上がっていくことはないのでは」としながらも、現地には戦闘で被害を受けた石油関連施設も多いことから、「今まで通りの供給能力が確保できるかについては、かなり難しいのでは」とみる。
三菱電機も、戦闘による混乱で生じた供給網への影響について「正常化には時間を要する可能性がある」(広報)と指摘。状況を注視しながら、引き続きリスク分散などの対策を講じていく考えを示した。
〔写真説明〕記者会見する経済同友会の山口明夫代表幹事=15日午後、東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 中東情勢
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/10/27
-
個人情報漏えいはPHP修正で止まらない続発する不正アクセス
Webシステムからの個人情報漏えいが止まらない。企業規模を問わず、不正アクセスによる情報漏えいの公表が相次いでいる。さらに、Webシステムで広く利用されているプログラミング言語PHPの重大な欠陥が公表され、政府が修正対応を呼びかける事態にまで発展した。なぜ今、個人情報の漏えいが急増しているのか。10月7日にいち早く分析結果を公表したマクニカ・セキュリティ研究センターの瀬治山豊氏に話を聞いた。
2026/10/27
-
-
-
-
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方