高市早苗首相は31日、インドネシアのプラボウォ大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談した。米・イスラエルとイランの軍事的な応酬が続く中東情勢を巡り協議し、エネルギー安全保障の観点から緊密に連携して対応する方針を確認した。経済・安保分野などでの2国間関係の強化で一致した。
 会談は約45分間行われた。両首脳は中東情勢に関して「踏み込んだ議論」を行い、事態の早期沈静化に向けて協力することで合意。液化天然ガス(LNG)などのサプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)化に両国が協調して取り組むことを決めた。
 日本が同志国に防衛装備品などを無償供与する「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を通じ、海洋安保面での協力を拡大することも申し合わせた。
 インドネシアで人工知能(AI)に携わる人材を育成支援することや、洪水対策といった防災分野で協力することも確認。中国や北朝鮮による核・ミサイル開発など地域情勢についても議論した。
 首相は会談後の共同記者発表で「インド洋と太平洋が交わる要衝に位置するインドネシアとの連携は、自由で開かれたインド太平洋の実現に極めて重要だ」と指摘。「地域を強く、豊かにするための協力関係を確認できた」と語った。プラボウォ氏も「両国の友好関係を続けていく。首相を近くインドネシアに招待したい」と述べた。 
〔写真説明〕首脳会談を前に握手を交わす高市早苗首相(右)とインドネシアのプラボウォ大統領=31日午前、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)
〔写真説明〕インドネシアのプラボウォ大統領(左端)と会談する高市早苗首相(右端)=31日午前、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)
〔写真説明〕共同記者発表を終え、握手を交わす高市早苗首相(右)とインドネシアのプラボウォ大統領=31日午後、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)
〔写真説明〕共同記者発表に臨む高市早苗首相(右)とインドネシアのプラボウォ大統領=31日午後、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)

(ニュース提供元:時事通信社)