東北大災害科学国際研究所は2日、ソフトバンクと防災に特化した生成AI(人工知能)の開発に向け共同研究を開始したと発表した。東日本大震災から15年がたち記憶の風化や教訓の継承などが課題となる中で、AIを用いた課題解決を目指す。
 研究では、ソフトバンク側が開発したAIモデルに東北大が持つ震災アーカイブや津波シミュレーションなどのデータを学習させる。今後3年間でAIを開発し、2028年度にテストすることを想定している。
 データは各地の語り部や自治体などから幅広く募集。災害時に何が起きるかや、考えられるリスクの提示などに活用する方針。
 1日付で災害研の新所長に就任した越村俊一教授(津波工学)は「災害伝承の持続性の確保は重要だと考えている。語り部の高齢化や重要な資料が散逸している現状をデジタル技術で解決したい」と述べた。 
〔写真説明〕東北大災害研新所長に就任した越村俊一教授=2日午後、仙台市

(ニュース提供元:時事通信社)