2026/04/23
防災・危機管理ニュース
観光名所として知られる佐賀県有田町の陶山神社そばにある遮断機のない「第3種踏切」で2025年8月、撮影のため立ち入った訪日外国人が列車にはねられ死亡する事故があり、運輸安全委員会は23日、「多言語による注意看板や、ピクトグラム(絵文字)による注意喚起で安全対策を推進することが望ましい」とする調査報告書を公表した。
報告書によると、25年8月13日午後、JR九州佐世保線上有田―有田間を時速約50キロで走行していた列車(2両編成)の運転士は、踏切の約86メートル手前で立ち入りに気付き、非常ブレーキをかけたが衝突した。
立ち入ったのは知人らと台湾から観光に訪れた女性=当時(55)=で、踏切の警報機で列車の接近に気付き、線路脇で列車を背にスマートフォンを構えていた。自撮りをしようとしたとみられ、汽笛を鳴らした際も振り向くことはなかったという。
踏切は神社参道と階段の間にあり、白線などの塗装は経年劣化で見えにくくなっていた。安全委は「安全性向上のため踏切を廃止するのが望ましく、廃止できない場合は遮断機のある第1種踏切に改良すべきだ」と指摘。廃止が実現するまでの間、柵を設けたり、多言語による注意看板やピクトグラムによる注意喚起を行ったりし、安全対策を推進すべきだとした。
〔写真説明〕ビートルズのアルバムジャケット写真を模したピクトグラム展の入り口=2025年7月、ロンドン
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/07/21
-
-
-
-
-
AIによるメール監査で悪意なき不正リスクを事前に検知
昨今、企業の不祥事が多発している。不正会計や金銭の着服、独占禁止法で禁止される談合やカルテルなどが発覚することで企業の信用が失墜し、業績悪化にいたるケースが多い。企業の不正を防ぐ方法で有効なのが、社内のメールモニタリング(メール監査)だ。国際訴訟・不正調査のパイオニアであるFRONTEO(東京都港区)は、リーガルテック分野で培ったノウハウから自社開発したAIエンジン「KIBIT(キビット)」をコア技術に、メール監査で企業の不正リスクを検知するサービスを提供する。膨大な量の電子データから、どのように不正を発見し、未然に防ぐのか。代表取締役社長の守本正宏氏に話を聞いた。
2026/07/13
-
-
困難な工場のサイバーセキュリティ強化机上訓練で隠れていた現場力を発掘(参天製薬)
製造業にとって最も避けたい、売上に直結するサイバー攻撃による工場の稼働停止。しかし、セキュリティ対策の導入は工場ならではの困難があり、簡単にはいかない。参天製薬(大阪市北区、伊藤 毅代表取締役社長)は、サプライアーのランサムウェア感染をきっかけに、2017年から国内外の工場のサイバーセキュリティ対策を強化。工場との対話を重ね、着実に進めている。
2026/07/10
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/07/05
-
「情シス任せ」「コンサル任せ」では終わる
社会機能の維持に欠かせない業種でサイバーインシデントが相次いでいます。事業停止の影響は一企業のビジネスの域を超えサプライチェーン全体に波及。いまやセキュリティは経営の重要課題です。企業を取り巻くサイバーリスクと求められる対策について、日立ソリューションズの扇健一氏と辻󠄀敦司氏に聞きました。
2026/07/03






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方