出荷時に用いるボードン袋に大きな影響が出ている(農業総合研究所提供)

全国の都市部を中心にスーパーマーケット「農家の直売所」を展開する株式会社農業総合研究所(和歌山市)は2日、中東情勢によるナフサ不足が、農業の出荷現場に及ぼしている影響について、全国の生産者らに実施した実態調査を公表した。その結果、出荷時に用いる、表面に防曇加工がされた「ボードン袋」の流通に多大な影響が出ていることが裏付けられた。同社は「農業の持続可能性にとって深刻な問題」だとしている。

ほぼすべての回答者が言及

調査は、全国の農家ら計38人が対象。5月に自記式アンケートやヒアリングで実施した。農業資材の高騰や調達難について実態調査した。

その結果によると、「4月以降に資材の価格・入手方法に変化を感じた」と回答したのは約9割に達した。また、「欠品・納品遅延を実感している」と答えた農家も約6割に及んだ。影響を受けた資材として最も指摘されたのが、表面に防曇加工がされた「ボードン袋」で、ほぼすべての回答者が言及していたという。