新聞・通信各社の職場での男女の地位について、「平等だ」と回答した男性は40%だった一方、女性は26%にとどまったことが23日、日本新聞協会の調査で分かった。協会は「業界が直面する課題と、変化を求める現場の思いが浮き彫りになった」としている。
 調査は2025年11~12月にインターネットで実施。同協会に加盟する新聞・通信各社の社員や役員ら計約3万6000人を対象とした初の大規模調査で、うち9630人(男性6823人、女性2755人、その他の性自認52人)から回答を得た。
 職場の男女の地位について「平等だ」と回答した男性は40.7%だった一方、女性は26.0%だった。平等でないと感じる場面を複数回答で聞くと、「管理職や経営層に登用される男性が多い」「紙面編集に男性の意見が強く反映されている」といった回答が目立った。
 女性管理職の比率に数値目標を設けることには、全体の55.6%が賛成。新聞業界の女性役員の割合が5.7%(昨年4月時点)にとどまっている現状について「世の中の流れから取り残されている」との考えに同意する人が半数を超えた。自由記述では変革を求める声が多数あったという。
 調査結果を受け、同協会の中村史郎会長(朝日新聞社会長)は「より働きやすい環境を提供できるよう、議論と取り組みを一層加速させる」とコメントした。 
〔写真説明〕日本新聞協会事務局

(ニュース提供元:時事通信社)