【ワシントン時事】米国防総省高官は29日、対イラン軍事作戦の戦費について、250億ドル(約4兆円)に達したとの見積もりを明らかにした。ヘグセス国防長官らが出席した下院軍事委員会の公聴会で語った。2月末に開始した作戦の戦費に関し、トランプ政権が具体的な数字を示すのは初めて。
 同高官によると、大部分を弾薬が占め、運用・維持費なども含まれるという。米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)の分析では、米軍は巡航ミサイル「トマホーク」を備蓄量の約3割消費した。
 ヘグセス氏が議会の公聴会に出席するのは作戦開始後初めてで、野党・民主党議員から厳しい追及を受けた。ガソリン価格高騰をもたらしているとの批判に対しては「揚げ足取りの質問だ」と主張。「現時点でわれわれの最大の敵は、民主党議員と一部の共和党議員による無謀かつ無責任で敗北主義的な発言だ」と猛反発した。 
〔写真説明〕29日、米下院軍事委の公聴会で証言するヘグセス国防長官=ワシントン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)