梅雨前線や台風の大雨シーズンを前に、気象庁と国土交通省は河川の氾濫と大雨、土砂災害、高潮の4種類の防災気象情報を改善し、5段階の警戒レベルを明確にする。最も高い警戒レベル5は災害が既に発生している恐れのある特別警報、同4は新設する「危険警報」、同3は警報、同2は注意報となる。
 気象業務法と水防法の一部改正を29日に施行するため、28日午後に発表システムを切り替える。
 警戒レベル5は市町村が発令する「緊急安全確保」、同4は避難指示、同3は高齢者等避難につながる。気象庁の野村竜一長官は20日の定例記者会見で、「レベル5の段階で移動するのは非常に危険であり、レベル4の危険警報が出たらしっかりと避難してほしい」と呼び掛けている。
 氾濫情報は全国約400の大河川が対象で、これまでの警報・注意報で使われた「洪水」から名称を改めた上で、特別警報を新たに導入。大雨情報は中小河川の氾濫や浸水、土砂災害情報は急傾斜地の崖崩れや土石流が想定される。 
〔写真説明〕大雨の東京都心で、傘を差して歩く人たち=2025年9月11日、東京都中央区

(ニュース提供元:時事通信社)