アスクルは19日、横浜市内の物流施設を報道陣に公開した。同社は10月19日にサイバー攻撃を受けシステムに障害が発生し、一時、受注や出荷の全面停止に追い込まれた。発生から一カ月となった現在も、商品を一部に絞り、手作業で出荷する状態が続いている。
 施設内では、注文品を保管場所から集める作業を、従業員が目視で数量などを確認しながら実施。送り状も全て手作業で貼り付けていた。
 同社によると、12月上旬には倉庫管理システムが復旧する見通し。法人向けのオフィス用品通販サイト「ASKUL」もウェブサイトからの注文を再開する見込みだ。
 一方、個人向け通販サービス「LOHACO」の復旧は、法人向けサービスの再開後を予定している。 
〔写真説明〕アスクルの物流センターで送り状を手作業で貼る従業員=19日午前、神奈川県横浜市

(ニュース提供元:時事通信社)