政府は3日、防災・災害対応の司令塔となる「防災庁」の設置に先立ち、人工知能(AI)やドローンといった先端科学技術を防災対策に役立てるための有識者会議の初会合を開催した。災害現場でのニーズなどを調査し、官民連携による防災技術の研究開発を推進するとともに、防災関連産業の発展を目指す。
 防災庁設置法案は現在、参院で審議されており、政府は法案成立を踏まえ、今秋の同庁設置を目指す。
 会議は研究者や大学教授らで構成し、今年度中に計5回開催する予定。技術開発が必要な研究テーマを決め、重点的に取り組む。これまで各省庁や民間企業が個別に進めてきた分野で連携を促進させ、防災力の強化を図る。
 同日にはこれに先立ち、平時から防災対策を定着させるための取り組みについて話し合う有識者検討会の初会合も開催。日常と災害時を区別せず、身の回りにある日用品などを災害時にも使えるようにデザインする「フェーズフリー」の考え方を広めたい考えだ。 

(ニュース提供元:時事通信社)