【ニューヨーク時事】ネパールのシャハ首相は24日、同国で8月に発生した土石流災害は「単なる一地域の悲劇ではなく、世界への警告」と訴え、各国に気候変動対策を呼び掛けた。国連総会一般討論で演説した。
 シャハ氏は、温暖化に伴うヒマラヤの永久凍土の融解で氷河の下の斜面が不安定化し、洪水や地滑りなどの危険性が高まっていると説明。度重なる警告にもかかわらず、「世界の政治指導者である私たちは行動を怠ってきた」と指摘した。
 今回の土石流については「ヒマラヤの津波」と表現。ネパールの温室効果ガス排出量は世界の0.1%未満だとして「自分で生み出していない危機の代償を払っている」と強調し、各国に行動を求めた。 
〔写真説明〕土石流に埋まった住居から荷物を運び出そうとする住民ら=8月29日、ネパール・ヌワコット郡(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)