2026/10/28
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】暑さが原因の死亡者数が、2023年に世界全体で過去最多の71万人に達したとする報告書を28日、国際研究チームが英医学誌ランセットに発表した。このうち、7割超は人間の活動による気候変動がなければ避けることができたと分析。健康や人命を守るためにも地球温暖化対策の強化が必要だと訴えた。
研究を率いた英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)のマリーナ・ロマネロ教授は「気候変動は世界的な健康の緊急事態となっている」と強調。国連気候変動枠組み条約第31回締約国会議(COP31)が11月9日からトルコで開催されるのを控え、国際社会が団結して課題に取り組むよう呼び掛けた。
報告書によると、温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」が16年に発効する前の10年間(06~15年)は、暑さによる死亡者数は平均で年間40万人だった。パリ協定導入後も気温の上昇は止まらず、健康への影響やリスクは増大した。
〔写真説明〕公園の水飲み場で水を飲む少年=7月29日、ロンドン(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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