内閣府は30日、「国民生活に関する世論調査」の結果(速報値)を公表した。今後政府が力を入れるべき施策を複数回答で尋ねたところ、「防災」は昨年の調査と比べ6.4ポイント増の37.5%。質問項目に加わった1992年以降で最高となった。7月の熊本地震や千葉県などを襲った豪雨災害を受けて、国民の防災意識が高まっているとみられる。
 政府に求める施策で物価対策は72.5%。2023年から4年連続で最多となった。次いで社会保障の整備が61.9%、景気対策が57.0%。防災は全体では7番目だった。
 現在の生活の満足度については「満足」「まあ満足」の合計は51.4%。「不満」「やや不満」を合わせた48.0%を上回った。一方、今後の生活について「毎日の生活を充実させて楽しむ」が同2.6ポイント減の52.6%だったのに対し、「貯蓄や投資など将来に備える」は同2.6ポイント増の46.5%だった。
 内閣府は「実質賃金がプラスになったが日用品の値上がりは続いており、将来を楽観できていない」と分析した。
 調査は9月3日~10月11日に、日本国籍を有する全国の18歳以上の5000人を対象に行った。有効回収率は54.4%。 
〔写真説明〕内閣府=東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)