2017/02/08
防災・危機管理ニュース
被災や人口減少を見据えた数十年後の街の姿は?
名古屋圏ではじまったワークショップ手法
ワークショップは3年ほど前に、名古屋大学減災連携研究センター長の福和伸夫教授が中心となって、居住機能配置や産業の持続性に焦点を当てた名古屋大都市圏(名古屋市を中心とするおおむね50km 圏)における都市計画のあり方を、産学官の関係者のもとで議論する際に初めて導入された。
市町村を超えた概ね50㎞圏程度の地図上に、南海トラフ地震の津波による浸水地域や液状化地域、その他、土砂災害や洪水など自然災害の危険地域をプロジェクターで重ね合わせるように映し出し、危険地域にある住宅地や産業集積地をどこに移転させるべきかを都市計画の専門家や、市区町村の担当者、ライフラインや民間企業の担当者などで議論した。
その際、自然環境や交通計画にも配慮し、緑地保全地域や歴史的な街並みの保存地域については、移転候補地から外し、また少子高齢化などの人口推移も視野に入れ、持続可能なコンパクトシティの方向性を確認した。その結果は、2014年3月に名古屋都市センター減災まちづくり研究会によって「ナゴヤ減災まちづくりビジョン」としてまとめられている。
http://www.nup.or.jp/nui/user/media/document/investigation/h25/vision.pdf
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/04
-
-
-
令和8年熊本地震 猛暑の被災地で熱中症を避ける
最大震度7を記録した令和8年熊本地震。熊本県内では400超の避難所が開設され、約9千人が避難している(29日時点)。真夏の避難生活は、熱中症の危険性を確実に高める。しかもこれからは、猛暑・酷暑下での復旧活動が本格化し、多くの人々が被災地で活動する。現地で熱中症をどう防いだらいいか。熱中症と災害医療に詳しい、さいたま赤十字病院高度救命救急センターの席 望医師に対策を聞いた。
2026/07/30
-
令和8年熊本地震 広がるデマ、どう見分ける?SNSとの向き合い方
28日に発生した最大震度7を記録した熊本地震では、早くも豪華寝台列車「ななつ星」が脱線したなどのデマ情報が広く拡散された。災害のたびに、広くSNSで拡散される情報にどう向き合えばいいか。デジタル空間の情報分析を専門とする Japan Nexus Intelligence の竜口七彩氏に聞いた。
2026/07/29
-
-
事例研究で有事に備え、組織の体質改善で形骸化を防ぐ
組織レジリエンスの強化やサイバーセキュリティーの向上、サプライチェーンの強靭化など、危機管理やリスク管理担当者が関与する領域は年々拡大している。変化する社会状況にあわせ、担当者はどのように学び、備え、対応することが求められるのか。森総合研究所代表の森健さんは、自治体と企業で危機管理担当者としての経験を積み、現在はコンサルタントとして、企業や団体の危機管理の支援を手がけている。自身の経験を踏まえ、危機管理の担当者にどうアドバイスしているのか、話を聞いた。
2026/07/27
-
-
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方