国立研究開発法人防災科学技術研究所は10月5日(月)、令和2年度第2回デ活シンポジウム「今、改めて首都直下地震と向き合う~観測データを相互利活用するための課題~」を開催する。

防災科研が取り組む「首都圏を中心としたレジリエンス総合力向上プロジェクト(通称:forR)」では、首都直下地震などの災害に備え、産官学民からなる「デー タ利活用協議会(通称:デ活)」が、分科会活動などを通じてさまざまな研究の社会実装を進めているが、今回のシンポジウムでは、組織における事業継続計画(BCP)の改善、ひいては社会全体のレジリエンスの向上に向けて、観測
データを相互利活用するための課題とその対策について議論し、科学的根拠に基づく意思決定のために、データ利活用が果たす意義・役割を考える。You Tubeによるライブ配信を行い、事前登録をすれば、誰でも無料で視聴できる。

 

令和2年度 第2回 デ活シンポジウム

今、改めて首都直下地震と向き合う~観測データを相互利活用するための課題~

・主催:国立研究開発法人防災科学技術研究所
・日時:令和2年10月5日(月)15時00分~16時50分(14時45分より中継開始)
・Web開催(YouTube Live配信)
https://www.youtube.com/channel/UCr7yas4kIUqlZjDNbm0Yq5Q
・参加登録等:https://nied-forrduc-regist.smartcore.jp

【全体プログラム】
はじめに
下村 健一(令和メディア研究所主宰/白鴎大学特任教授/元TBSキャスター)

あいさつ
文部科学省(研究開発局地震・防災研究課)
平田 直 (防災科学技術研究所首都圏レジリエンスプロジェクト総括 /首都圏レジリエンス研究センターセンター長)

第1部 基調講演
「建物観測データが溝を越えて流通するために」
中島 正愛(株式会社小堀鐸二研究所 代表取締役社長 / 京都大学 名誉教授)

第2部 グループセッション
産官学における観測データ利活用の最前線
①「地震に関するインデックス保険について」
浜田 大介(東京海上日動火災保険株式会社 個人商品業務部 部長 兼 火災グループリーダー)

②「建築研究所における構造ヘルスモニタリングに関するデータ収集のための取組」
向井 智久 (首都圏レジリエンスプロジェクト サブプロ (c) / 国立研究開発法人建築研究所 構造研究グループ 主任研究員)

③「災害発生後の建物に行われる3つの調査・認定」
田村 圭子(首都圏レジリエンスプロジェクト サブプロ(a) 統括 / 新潟大学 危機管理本部 危機管理室 教授)

第3部 全体セッション
「今、改めて首都直下地震と向き合う ~観測データを相互利活用するための課題~」
下村 健一(令和メディア研究所主宰 / 白鴎大学 特任教授 / 元TBSキャスター)
平田 直(防災科研 首都圏レジリエンスプロジェクト 総括 / 首都圏レジリエンス研究推進センター センター長)
中島 正愛(株式会社小堀鐸二研究所 代表取締役社長 / 京都大学 名誉教授)

その他、第2部までの登壇者

むすび
下村 健一(令和メディア研究所主宰/白鴎大学特任教授/元TBSキャスター)

PDFはこちら