センサーと広域無線を活用し、現場に出向かなくても遠隔地で状態把握が可能

LPWA(Low Power Wide Area)分野のソリューションを提供するエヌエスティ・グローバリストは、土砂災害の起点となる盛り土の異変に対して、センサーと広域無線を活用したスマートIoTによって遠隔地で状態把握が可能となる「土砂崩れ監視サービス」を提供する。

同サービスでは、監視対象エリアに設置した複数種のセンサーによって盛り土の「土壌水分状態、地盤傾斜状態」を測定。測定データを広域LoRa無線で定期的に取得・蓄積し、トレンド分析を行うことで、現場の状態を様々な角度からピンポイントで把握する。各現場の土壌水分値、土砂傾斜状態の閾値を設定し、異常検出時にはメールでアラート通知を配信する。土壌水分や地盤傾斜センサー以外のデータ取り込みも可能。

これにより、点検作業の省力化と作業安全性の向上が可能となる。太陽光電源装置「SpreadRouter-SOLAR」を利用するため、センサーや通信機器への電源の設置は不要。

同サービスで用いられるLoRa無線は、無線出力20ミリワットの標準タイプに加え、電波が届きにくいエリアでは出力を250ミリワットに向上した高出力タイプの2種類を採用。広域無線エリアを構築するため、中継局を最大12台まで設置可能な12段ホップ機能を搭載する。高圧縮技術と100バイト分割送信によって静止画像転送を行う。

そのほか、同サービスでは、現場状況をカメラで撮影し、クラウドに記録した静止画で現場の状況変化を確認できるプレミアムプランも用意する。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部