【カイロ時事】ウクライナ東部ドニプロペトロウシク州で31日朝、集合住宅などにロシア軍のミサイル攻撃があり、少なくとも4人が死亡した。現地メディアが報じた。がれきに人が閉じ込められたとみられ、被害が拡大する可能性がある。
 攻撃を受けたのは、ゼレンスキー大統領の出身地クリブイリフ。ミサイル2発が教育施設と集合住宅に着弾し、集合住宅では火災が発生した。
 南部ヘルソン市でも31日朝、ロケット弾攻撃があり、男性1人が死亡。ゼレンスキー氏は「ここ数日、敵は執拗(しつよう)に都市を攻撃している」とロシアを非難した。
 一方、ロシア南部ロストフ州のゴルベフ知事は30日、ウクライナ国境に近い集落にドローンが落ちたと発表した。家屋や車に被害が出たが死傷者はいない。ウクライナのドローンか調査中という。 
〔写真説明〕31日、ウクライナ東部ドニプロペトロウシク州で、ロシアのミサイル攻撃を受けた集合住宅(ウクライナ当局提供)(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)