【パリ時事】ロシアのウクライナ侵攻で、黒海に面する南部オデッサ州が1日夜から2日未明にかけてドローン攻撃を受け、港湾施設や産業インフラで火災が発生した。キペル州知事が2日、明らかにした。攻撃による死傷者はいないもよう。
 ロシアは7月、黒海を経由したウクライナ産穀物の輸出に関する合意の履行を停止。輸出拠点のオデッサ港に対する攻撃を強化している。
 ウクライナ国営通信によると、首都キーウ(キエフ)にも1日夜から2日未明にかけてロシアの戦闘ドローン10機超が飛来。ただ、ウクライナ軍が全て撃墜し、大きな被害はなかった。
 一方、ポーランド国防省は1日の声明で、隣国ベラルーシのヘリ2機がポーランドの領空を侵犯したと主張した。北大西洋条約機構(NATO)に報告した上、ブワシュチャク国防相が国境防衛の強化に向けて部隊増員や戦闘ヘリの追加配備を指示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)