神奈川県鎌倉市でJR東海道線の普通電車が傾いた電柱に衝突し、乗客ら5人がけがをした事故で、JR東日本は17日、管内にある電柱約8700本の傾きなどを緊急点検した結果、異常は確認されなかったと発表した。
 同社によると、緊急点検は10日までに実施。事故が起きた電柱と同様の単独柱で設置から40年を超えたものなどを対象とし、在来線で約7700本、新幹線で約1000本の傾きや電柱を支える設備を調べた。
 事故は5日午後9時25分ごろ発生。約1500人が乗った小田原発横浜行きの東海道線上り普通電車(15両編成)の先頭車両が傾いた電柱に衝突し、乗客4人と運転士1人がけがをした。 

(ニュース提供元:時事通信社)