【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は18日、昨年2月のロシアのウクライナ侵攻開始以降、両軍の死傷者が50万人に迫っていると報じた。米当局の推計に基づくもので、ロシア側の死傷者の方が多いものの、双方に大きな損失が出ていると分析した。
 ロシアの侵攻開始から24日で1年半。ウクライナの反転攻勢が難航する中、消耗戦の様相を呈している。
 同紙の報道によると、ロシア側の死者は約12万人、負傷者は約17万~18万人。ウクライナ側の死者も約7万人、負傷者は約10万~12万人に上る。 
〔写真説明〕戦死者のひつぎを運ぶウクライナの兵士ら=17日、キーウ(キエフ)(AFP時事)
〔写真説明〕ウクライナ東部ドネツク州ポクロフスクで、ミサイル攻撃を受けた集合住宅=8日(ウクライナ警察提供、EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)