【ワシントン時事】米上院の小委員会は12日、人工知能(AI)の法規制に関する公聴会を開いた。証言した米マイクロソフトのスミス社長は、「安全のためのブレーキが必要だ」と述べ、一定の規制が必要になるとの認識を示した。高度な生成AIが急速に普及する中、米議会では法規制に向けた動きが加速している。
 ブルメンタール小委員長(民主党)らは先週、監督機関の新設や、高度なAI開発への免許制導入などを盛り込んだ規制案の骨格を発表。公聴会の冒頭、「イノベーションを可能にし、促進するための規制導入に向けた取り組み」と説明した。
 スミス氏は、「正しい方向への非常に力強い、前向きな一歩だ」と賛意を表明。特に自動運転や、水道などのインフラ管理にAIを利用する場合には一定の規制が不可欠だとの考えを示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)