最大震度7を観測した能登半島地震で大きな被害を受けた石川県では10日、警察や消防、自衛隊などが不明者の捜索を続けた。道路の寸断や天候悪化などにより、被害の実態把握は思うように進んでおらず、発生から1週間以上が経過しても、連絡が取れない安否不明者が68人に上る。
 県によると、10日午前9時までに確認された死者は203人で、珠洲市が災害関連死を含めて91人。ほかに輪島市81人、穴水町20人、七尾市5人、能登町3人など。能登町でも災害関連死が1人確認された。
 10日午前9時時点の安否不明者は輪島市43人、珠洲市20人、七尾市、能登町各2人、金沢市1人。 
〔写真説明〕無事の知らせや連絡を求める付箋が貼られた市役所のボード。左上の付箋は例=9日午前、石川県輪島市

(ニュース提供元:時事通信社)