【カイロ時事】イスラム組織ハマスとの戦闘を継続するイスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファに対する攻撃を強化した。AFP通信が伝えた。イスラエルは、エジプトと境界を接し、100万人以上が避難しているラファを「ハマス最後のとりで」と見なし、地上作戦を拡大する方針だ。
 ラファでは7日夜から8日朝にかけて空爆が続いた。中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、子供5人を含む14人が空爆で死亡したと報道。ロイター通信は、ラファ東部で戦車による砲撃もあったと伝えた。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、民間人保護を考慮しないラファでの作戦は「大惨事」になると警告した。 

(ニュース提供元:時事通信社)